貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 123 『トップが変われば会社が変わる』というフレーズ、一度は耳にしたことはあるけど、トップの何が変われば会社が変わるのか?に、疑問を抱いたことってありませんか?part2 因我精神

 part1では、『トップが変われば会社が変わる』とは、『トップが因我精神を持つこと』‥とお伝えさせて頂きました。

 『因我精神』とは?会社で何か問題が起こった時、あるいは課題が見つかった時に、スタッフのせいにせず、会社の問題として捉える‥という考え方や精神のことを言います。

『会社の問題として捉える』とは、3つの視点で考えてみるという事ですね。

1.『教育の問題』として捉える。

2.『仕組みの問題』として捉える。

3.『リーダーの人望の問題』として捉える。

 何か社内で問題が起きた時に、スタッフのせいにせず、先ずはこの3つのどれかの問題ではないか?と考えてみることが大切ですね。

 例えば、『新卒者がまともに挨拶ができない‥』という問題があるとします。スタッフのせいだと思っているリーダーはこう考えますね。

 『今頃の子は挨拶もロクにできない‥挨拶するのは常識よな!』と捉え、挨拶出来ない子を𠮟りつけ、挨拶させるようにする‥とういうやり方をしていました。以前の私のやり方です‥(笑)

 一方、因我精神のあるリーダーは、挨拶するのは常識だとは考えません。『教育の問題』として捉えます。

 ですので、新人研修等で、挨拶はなぜ必要なのか?挨拶の大切さや、具体的にどんな場面でどういう挨拶をするのか?お辞儀の角度から挨拶の言葉まで教育しようとします。現実に、大きな会社ほど、また教育がしっかりしている会社ほど、挨拶の教育は徹底していますよね。

 挨拶ができない子を呼びつけて指導するのは、『事後教育』と呼んでいます。何か問題事が起きてから指導をするというやり方です。

 一方、問題が起きる前に教育することを『事前教育』と呼んでいます。因我精神をリーダーが持つと、事前教育に力を入れるようになります。

 因我精神のあるリーダーは、何か問題が起きた時に、『もしかしたら、この問題は、事前に教育さえしていれば、起きなかった問題ではないか?』と捉えているのだと思います。

 リーダーが会社の教育の問題として捉えると、どんどん会社の教育する力が身についていきます。つまり、『教育力』が高まっていきます。

 つまり、トップの『因我精神』が変われば。会社が変わるという事になりますよね。

 次回part3では、因我精神の⒉『仕組みの問題』として捉えるというお話をさせて頂きます。

 お楽しみに‥。

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