貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 97  自分で判断ができず、いつも聞いてくるスタッフを自立させたい!とお悩みのリーダー必読!

「先生、~なんですけど、どうしましょう?」と、自分で判断できそうなことまで、何から何まで聞いてくるスタッフっていますよね。例えば、「○○店長、○○様からご予約のお電話が入っていますが、どうしましょう??」店長が予約表を確認して、「お受けしてください!」と指示を出しているシーンをよく見かけます。その予約表を見せてもらったら、空きだらけ‥(笑)

 他にも、「○○店長、‥業務用の○○が切れているんですが、どうしましょう?」、店長「注文しておいてください!」このやりとり、要りますか?(笑)

  なぜ、スタッフは、自分で判断できることまで、いちいち聞いてくるのでしょうか?それは、スタッフの問題ではなく、上司の問題であることが多いですね。

 なぜ、いちいち聞いてくるのか?と言いますと、上司がいちいち答えるからです。上司が答えると、この件は毎回聞いた方がいいというスタッフの認識になるのです。
 では、どうすればいいのか?と言いますと、『質問には質問で答える』ようにします。スタッフから「○○の件、どうしましょう?」と質問されてら、「君ならどうする?」と質問を質問で返すのです。            

 仮にスタッフが「私は○○したらいいと思います。」と答えたら、「では、そうしておいてください。」このやりとりを繰り返すだけで、考えてから聞いてくるようになりますよね。自分で判断できそうであれば、「次回から自分で判断していいよ。」と自分で判断していい許可を与えるようにします。そうすることにより、徐々に聞いてくることが減っていきますよね。

 予約を入れていいのか?どうか?の判断もスタッフにさせ、判断が必要な項目や場面が出てきたときにだけ、聞いてくるようにさせればいい話ですよね。

 以前うちの会社で起きた実際にあった話ですが、ある冬の寒い朝に、店長から、「社長~、大変です~、水道管が破裂して、店内が水浸しです。どうしましょう?」私はこう答えました。「ごめん、私は、直せないよ!電話するところ間違ってない?」すると店長は、「あっ!そうですよね、業者に連絡します。その後、ご報告しますね。」私は「ありがとう、助かるわ!」

 もしも、私が「そりゃー大変だ、私から業者へ電話しておくわ!」と私が動くと、店長は「こういうことは社長がしてくれるんだ」という認識になり、次回から何があっても「社長、どうしましょう?」となっていきます。

 ですので、自分の判断で動けるスタッフの育成は、上司次第なのです。上司が、『自立』をさせる受け答えをすると、そういうスタッフが育成できるのです。

 お試しください。

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