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【個人アプリ開発/副業】月収10万超えまでの、たった4つのSTEP

はじめまして。都内で個人でアプリ開発をやっている「ふじい」です。

タイトルの通り、この記事では私がスマホアプリの個人開発で月収10万円を超えるまでにやったことをまとめていきます。

アプリ開発でなくても、副業全般に共通するノウハウもあるはずなので、「副業で稼ぎたい! 🔥」という人の助けになればいいなと思います。

・よいサービス(情報・コンテンツ)を作っているはずなのに、全く利用されない😭
・利用されているのに、うまく収益をあげられていない 😭

個人でサービス開発・コンテンツ作成をやっている人なら誰でも経験したことがあると思います。
もちろん私もそうでした・・・

正しいフローで進めていけば、上記のようなことにはならず、誰でも副業で稼ぐことができます!

私が月収10万円を稼ぐアプリを作ったときにやっていた、たった4つのことを解説していきますので、これからアプリやコンテンツ作成をやっていく人の参考になればと思います。


1. 開発するアプリ・コンテンツですべてが決まる

まずは「何を作るのか」ということです。

このステップを失敗すると、この後のステップをどれだけ適切に進めても、「サービス成長」「収益化」のどちらかで、必ず伸び悩みます

少し時間がかかるかもしれませんが、このステップを疎かにせず、下記の項目については確実に満たすようにしましょう。


1-1. ゲームではなくツール。SNSではなく電卓。

では早速何のサービスを作るのかを考えていきましょう。

サービスは大きく「ゲーム」「ツール」の2種類に分けることができます。
「月10万稼ぐ」をテーマにするなら、「ツール」サービスを作るようにしましょう。

ユーザ獲得、収益化において、個人開発でゲームを開発すると、下記観点で確実につまずきます。

・競合の企業と比べて機能・デザインで見劣りする
・飽きやすいため、ユーザが定着しない
・運用コスト(イベント、キャンペーンの用意など)が膨大にかかる

ツール開発では、企業が手を出さないニッチな分野を攻めることができるので、

・機能・デザインで比較されない
・飽きにくく、ユーザが定着する
・運用コストが全くかからない


となり、逆に個人で開発するメリットとなります。

また、もう一点注意があります。
ユーザ数でサービスの価値が変わるサービスはNG
ということです。

LineやTwitterなどのサービスで大前提となっているのは、「大量のユーザがいる」ということです。周りで使っているひとがいなければLineを使わないですし、誰もつぶやいていないTwitterなんか誰も使わないですよね。

SNSはツール系に分類できますが、上記のとおり、「ユーザ数がサービス価値に直結」します。このようなサービスは、個人開発では避けた方がよいでしょう。

サービスが成熟するまでに、全く使われることがなく、確実に頓挫することになります。
そのため、電卓のように「利用ユーザ数がサービス価値に影響しない」サービスを作成するのが大事です。

以上のことから、個人開発で作るものは「電卓」のような、ターゲットを絞った(大企業が手を出さない分野)ツール系サービスにしたほうがよいです。


1-2. 自分が使うものを作る

1-1でツール系サービスにすることが決まりました。

では、そのサービス、あなた自身は使いたいサービスですか?
これは実はとても重要な観点です。

サービスを運用していく上で、自分で使っていると下記の問題にぶちあたります。

・運用していくモチベーションが続かなくなり、途中でやめてしまう
・潜在的なバグに気づかない

自分がユーザの場合、追加したい機能が自然と浮かびますし、使っているので、もちろんバグにも気がつきます。

サービスが失敗に終わる理由には様々ありますが、自分が使うことで防げることは多いので、何を作るか決める段階で、自分が使うかどうかは、観点に入れておいた方が今後のためです。


1-3. 勝ち目があるのか? 競合調査をしっかりと

1-2までのステップで、おおよそのサービスの方向性が決まってきました。

「自分はダイエットをしているから、体重の推移を記録するツール系サービスを作ろう。」

これではまだ甘いです。
体重管理アプリ、Apple Store、Goole Play Storeで検索すると、すでに同じことができる競合アプリが存在します。

月収10万円であれば、それほど大量のユーザは必要ではありません。もっとニッチな分野に絞って、他サービスと競合しないようにしましょう。


1-4. ここで稼ぐ! マネタイズを決めておく

1-3までのステップは、意外と無意識でもできている人が多いです。

というのも、やっぱり開発者は自分が欲しいサービスを作るからです。自分が欲しいからこそ思いつくのです。

ただ、それゆえに多くの方は下記に陥ります。

・いいサービスを作ったはずなのに、全然ユーザが増えない
・ユーザは増えたけど、全然収益化ができない

ほとんどの個人開発者はここで挫折してしまうので、こうならないように、このステップで確実にマネタイズの根拠を考えておきましょう。

「ユーザが増えない」に関しては、ここまでのステップと次以降のステップで解決できるので、「全然収益化ができない」について解説していきます。

サービスのマネタイズは大きく下記で構成できます。

・サービス内広告収入
・サブスクリプション(定期購読)収入
・サービス自体の有料販売

おすすめなのは、「サービス内広告収入」と「サブスクリプション収入」です。サービス自体を有料で提供することは、ユーザ獲得の障壁となるので、個人開発では避けた方がよいでしょう。他企業の無料サービスに、個人で勝つことは難しく、ユーザが離れてしまいます。

「サービス内広告」と「サブスクリプション」をどの画面、どの機能に対して付与するのか、どのくらいの収益を見込むのか、このステップで簡単に目標を立てておきましょう

私の場合は、1:1の比率で各5万円ずつを目標としました。

ちなみに、サブスクリプション収入は、無料会員の機能を絞るのではなく、+α の機能に対して付与するのが肝心です。無料ユーザがストレスを感じるサービスはご法度です。

・ある機能の表示枠が増える
・広告が非表示になる

などの機能をサブスクリプションで実現するのが有効です。あくまでサブスクリプションは「サービスをファンに応援してもらう」くらいの気持ちが肝心です。

私のサービスでもリリース当初はマネタイズ比率は
(広告収益) 9 : 1 (サブスクリプション)
くらいの比率でしたが、月収10万を超えるころには
(広告収益) 5 : 5 (サブスクリプション)
に落ち着き、目標通りとなりました。
今後の推移としては、サブスクプリションが伸びていく予想です。


CHECK POINT
・ゲームサービスではなく、ツールサービスを作る
・自分が使うサービスを作る
・競合調査をしっかりとする
・マネタイズの方法を確定しておく


2. 爆速開発

1で決めた内容で、早速サービスを作っていきましょう。このとき、一番大事なことは「とにかくスピードにこだわる」ということです。

・ここのフォント、もう少し大きい方がいいかも?
・レアケースだけど、この状態でボタン押すと、アプリが落ちるな。

こういうことを無視する勇気が開発において重要です。(できない人が本当に多いです。)
早速詳細をまとめますね。


2-1. 細かいことは気にしない

実際にサービスを作っていると、細かいことが気になり出します。(そういう経験、ありますよね?? 👀)

例えば、

・ここの文言わかりにくくないかな?
・iPadで見た時だけちょっとレイアウトが崩れるな・・・

そういう事柄が浮かんだときは、まずは「無視する」というルールを作りましょう。
そして、重要な機能のリリースが終わった段階で、修正版でアップデートすればよいのです。

このルールを守るだけで、リリースの速度が上がり、サービスの成長速度が段違いに上がります。


2-2. バグがあっても気にしない

「でもバグはさすがに修正しないとだめだよね?」
という疑問がわくかもしれません。

違います。バグも軽微であれば、放置でいいのです。
iPadで見たときにレイアウトが崩れる、という場合でも、
ユーザの利用比率がiPhone : iPad = 99 : 1 の場合は無視でいいのです。

何かバグに気づいた時は、「どうやって直すか」ではなく、「どのくらいやばいか」をまずは考える癖をつけましょう。

バグに気づく → 軽微か確認する → 無視する

を癖づけてください。


2-3. とは言っても、問題点はタスクにつむ

ここまでで、随分と問題点が無視されてきましたが、安心してください。
もちろん修正対応はやります

次項の「ユーザ獲得」の観点からも、サービスの細部はとても重要で、ユーザと信頼を築くファクタとなっています。

そこで、今まで無視してきたタスクをTodoタスクに追加していきましょう。
他の実装タスクと一緒に並べても構いません。可視化しておいて、サービスがひと段落したタイミングでアップデートするのです。

TodoタスクはTrelloを利用しました。
可視化がとてもわかりやすく、重宝しています。
https://trello.com/ja


CHECK POINT
・細かいことは気にせずスピードを意識する
・バグも軽微なものは無視する
・修正点はTODOタスクとして可視化しておく


3. まずはユーザ数! 収益化は二の次!

作ったサービスを成長させていくときに、まずやらなければ「ユーザを増やす」ということ。収益化は一旦度外視して、ユーザ獲得に努めましょう。

ユーザが増えれば、自ずと収益はついてきます。(※もちろん、ステップ1で収益の見込み、手段を把握できている場合です。)

ユーザを増やすためにやったことをまとめていくので、ぜひ参考にしてください 💪


3-1. ユーザ数増加の決め手は「クチコミ」

さて、サービスが完成したら次はユーザを獲得していきます。このとき一番決め手になるのは、ユーザのクチコミです。どんな広告を打つよりも効果があります。

私の場合は、アプリのレビューは4.5程度を維持できるように努めています。それだけで、毎日ダウンロードされてサービスが利用されているので、この指標は大事にするべきです。

逆に言うとクチコミが悪くなると、どれだけ広告を打って宣伝しても効果は期待できません。ユーザレビューや、SNSでのエゴサは毎日確認し、サービスがどんな評価をされているのかを、毎日気にする癖をつけましょう。


3-2. 1人のユーザを大切にする。信頼構築を最優先に

多くのユーザに使ってもらいたい、多くの収益をあげたいと考え始めると、1人の評価・レビューを蔑ろにしがちです。ですが、それは大きな間違いです。

1人のユーザが感じているということは、他にも同じ不満や疑問を感じているユーザが存在するということです。

1人のユーザの疑問に真摯に回答し、またその回答を誰もが見えるところに公開する必要があります。アプリのレビューは誰もが見るので、そこで回答するもよし、TwitterなどのSNSで質問を受付け、そこで回答するもよし。1度の回答で他のユーザの疑問も解決しましょう。

1人を大切にし、それをすべてのユーザに届ける必要があるのです

そうすることで、自ずとサービスの評価は上がり、アプリであればレビュー4.5は確実に行くでしょう。(4.5に届いていないサービスはこの点を検討するべきです。)


3-3. 獲得よりも離脱こそチェックポイント

サービスの利用者数を増やそうと考えると、「ユーザ獲得」に目がいきがちです。

しかし、当然のことですが、

ユーザ数 = 獲得ユーザ数 - 離脱ユーザ数

です。今回おすすめしているツール系は、ユーザの定着を前提にしていますので、「離脱ユーザ」を減らすことが重要になってきます。

獲得ユーザがどのようにして流入しているのか(ストア検索なのか、web検索なのか)を分析するのも大事ですが、「なぜユーザが離脱しているのか」を分析することも同じく重要になってきます。

一度利用してファンになってくれているわけなので、離脱ユーザがアクションを起こしてくれることは多いです。

SNSでのエゴサーチやレビューへのコメントを見ると、「広告が多いので使いません。」「xxのときにクラッシュするので使いません」のような具体的なコメントを見かけることが多いです。

これらを改善していき、離脱ユーザを最小化することが、ユーザ数を増やす上で大事なことを意識しましょう。

※ アプリではアンインストール数が多くなったり、レビューが低くなると、アプリ検索順位が落ちるので、ユーザ獲得よりも離脱を意識することは必須です。

CHECK POINT
・クチコミを意識する
・1人のユーザを大切にする
・獲得よりも離脱を意識する


4. やっとこさ収益化!あとは稼ぐだけ!

ここまでくれば、ゴール目前です。成長したサービスで収益をあげていきましょう 😁 

ステップ3までをしっかりやっていれば、不労所得にすることも可能です。(現状、私のアプリは何もやらなくても月10万以上、稼ぎ続けています。)

収益化でのポイントを最低限まとめますので、こちらも実行してみてください。


4-1. 収益化プランを実施する。ここもやっぱり爆速で

ここまでのステップではまったく収益がありませんでした。無収入です! 😭

ユーザ数の増加を見たり、さまざまなレビューをもらったりすることもモチベーションの意地には肝心ですが、やはり報酬は欲しいですね。
ここまでくれば、収益化は簡単なので、実施していきましょう。

サービス開発と同じく、このステップも爆速で対応することが必須です。細かな修正は後回しにしましょう。

ただし、例えばサブスプリクションなどの場合は実際に金銭が発生していますので、重大なバグはリリース前に排除する必要があります。ユーザとの信頼のためにも、軽微 - 重大 のハードルは低めに設定する必要があります。

ステップ1で決めた収益化プランの、まずは「サービス内広告」から実装していきます。表示タイミング、表示形態で収益は5倍近く変わってきます。

もっとも単価の安い「バナー広告」は、収益のメインではなく、ユーザに広告に慣れてもらう、くらいの感覚で導入しましょう。
その後、「インタースティシャル広告」「リワード広告」などを導入すると、単価が上がり、ユーザもスムーズに受け入れることができます。


4-2. 反響を恐れない。信頼は崩れない。

いきなり広告が表示されるようになったり、サブスプリクションで機能が絞られたりすると、中には不満をもつユーザも出てきます。

それが不安で導入して大丈夫かなと不安になりますよね。
(私もそうでしたし、不安に思う開発者を何人も見てきました。)

しかし、恐れる必要は全くありません。気にせず広告でもサブスプリクションでも導入してください。

もちろん、サービス開始当初からそのような障壁があると、ユーザは定着しません。しかし、ステップ3でユーザとは信頼を築けているはずです。

定着したユーザ → ファン はそう簡単には離れません。安心して収益化を進めるべきです。

ちなみに、私のサービスでは、アプリレビューが 4.6 → 4.5に減少し、コメントで不満を6件いただいただけでした。(総コメント 500件)

このステップで安心して収益化するためにも、やはりユーザとの信頼は重要です。ステップ3でどれだけがんばれたかが評価されるタイミングですね。


4-3. 結果は絶対に毎日確認!

リリースしたサービスに飽きて、「そのまま放置 → 全く使われない
となることは、個人開発者なら誰もが経験します。

サービスはファーストリリース後が重要になってきます。後回しにしていたバグの修正や、新規機能の実装など、ブラッシュアップしていくことでユーザが増えたり、収益化に繋がっていきます。

このとき参考にすべき大きな指標が

・ユーザ数
・収益

の2点です。
この2点に関しては、必ず毎日チェックしましょう。

直接これらを向上させる施策を打つ必要はありません。モチベーションを維持するためにも、確認する習慣を持つことが大事なのです。

騙されたと思って、代わり映えがなくても毎日確認してみてください。
私は2年間サービスの数値を毎日見続けていますが、それが大事だったと感じています。

CHECK POINT
・収益化も爆速で実行する
・収益化による、ユーザの反発を恐れない
・結果を毎日確認する


(5. 2-4のPDCAを回す)

以上4ステップが私が月収10万円を稼ぐまでにやったことです。

ただ、10万稼げたのなら、20万・30万を稼ぐことももちろん可能です。

2-4のステップをPDCAで回すことで、「ユーザ獲得」「収益化」を最大化していきましょう。

PDCAとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、サービスを継続的に改善していく手法のことです。


最後に

いかがだったでしょうか?
簡単な内容だったので、ここまで読んでいただけた方であれば、確実に実践・成功できると思います!

今後も「副業で稼ぐ」をテーマに記事を書いていきますので、ぜひぜひフォローをお願いいたします


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