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8歳息子「ブロッコリー!!」

我が家でかなり長いこと続いている遊びがある。

ブロッコリーを食べる時、

「ブロッコリー!!」

と言わなければならないのだ。

3回言わないのが続くと『3ブロッコリー』溜まり、ブロッコリーに変身してしまう。
変身すると病院でお医者さんに診てもらって薬も出して貰わなくては治らないので。

という遊び。
以前は楽しくやっていたのだけど・・・。

このごろは8歳息子が『ブロッコリー警察』になってしまっている。

8歳息子「あれ?『ブロッコリー』って言った?」
夫「言ったよ」
8歳息子「本当に?誤魔化してない?」
私「私も聞いたよ」
8歳息子「(無視)本当に?」
夫「言ったよ」
8歳息子「じゃあそういうことにしてあげてもいいけど・・(かなりしぶしぶ)」

食卓がイヤーな雰囲気に。
なぜか上から目線だし。

そもそも最近8歳息子は聴こえが悪い。

耳鼻科で聴力検査を2回やったけど原因がわからないので今度大きな病院で診てもらうことになっている。

私が「ブロッコリー!!」と言ってもほぼ気付いていないから純粋に聞き取れないんだと思う。

にしても感じ悪すぎ。

夫「疑ったことを謝って欲しい」
8歳息子「ごめんなさい。・・・じゃあ今回は許してあげるね」
私・夫「何が?」
8歳息子「だから『ブロッコリー!!』って言わなかったこと」

感じ悪すぎ。

夫「『ブロッコリー!!』やりたくない。この家では『ブロッコリー』と言わなきゃ食べられないなんて窮屈すぎる」
私「たぶん耳の聴こえがが悪いから聞き取れないんだよ。しばらく『ブロッコリー!!』お休みにしよう」
8歳息子「ええー!!」
私「だって言ってるのに疑ってしまったらかなり感じ良くないよ」
8歳息子「疑わないから―!!」
(こういうのもたぶん自閉症の『こだわり』かなりしつこく食い下がってくる)

8歳息子は放課後デイサービスでもそんな感じらしい。
自分がやりたい遊びを却下されるとおともだちに詰めよる。
それだけお口が達者ということかもしれないが。

私「たとえ自分が『めっちゃ楽しい!!』って思う遊びであっても、相手がやりたくないって思ったら拒否する権利を認めなくちゃいけないんだよ」
「もしその子が『何となくやりたくない』と言ったとしても、理由をきちんと説明できなくてもやらない権利はあるんだよ。だから『どうしてやらないの!?どうしてどうしてー?』と責めまくってはいかんのよ」

これが8歳息子には通じないのです。
ブロッコリー・・・食卓に出すのやめようかなぁ。
便利な緑黄色野菜なのだけど。

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