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夏を切り取った 「サイダーのように言葉が湧き上がる」を観た。

テレビで録画していた「サイダーのように言葉が湧き上がる」を観ました。

好かったです!
みんな優しいし。
俳句をつくる少年も好かったー。
俳句とTwitterと若者って相性がいいんだなぁと思いました。
若者ではないけれど、歳時記を持ち歩いて俳句をつくってみたくなりました。


そしてこの作品、学校の気配を感じなかったなぁ、というのが私の感想。
学校に行っていないとかではなく、夏休みの為の物語。




基本的には
「切り取られた部分の前後を思い起こさせてくれるもの」
が私の好きな物語の条件のひとつです。
小説でもアニメでも映画でも演劇でも音楽でも、
そこに表現されていない過去や未来を思わず(前向きな具合に)イメージさせてくれるものが好き。
「この登場人物はこの後どうなっていくんだろうなぁ。こうかなぁ」
と余韻に浸るのが幸せです。

そこにある例外、それは『夏休み』!!
長期休みをスパン!と切りとって、
その前後の学校生活を思い起こさせない物語がすごく好き!!

たぶん主人公たちはこの物語の前後学校に行っているのであろう。
しかしまたこの物語が続くのだとしたらそれは心躍る次の長期休みなのであって、
学校生活なんてけして描かれない、
というのが爽快で好い!

児童小説の「アーサーランサム」シリーズなんてまさにその通りで、
12巻もあるのに全部が夏休みとか冬休みとかの長期休み。
普段学校に通ってるはずなのにその描写がほとんどない!
本を開くと子どもたちはいつも長期休み!

好きだわぁ。


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