気を抜くと焦る私の子育て。
息子現在7歳。
小学1年生。
赤ちゃんの頃は
「焦って大人にならなくていい。ゆっくり大っきくなればいい」
って思っていたはずなのに…
大きくなるにつれて、ものすごく焦る私がいる。
ボールも縄跳びも全っ然出来ないけど…
食べるの遅いけど…
すでに算数に苦手意識があるけれど…
ぼんやりしてるけど…
時計を読めないけど…
お友達にイヤだと言えないけど…
お友達に興味がないけど…
目の前のことしか見えてないけど…
等々…
大丈夫っ!?
まぁ、どれもこれも学校で辛い目にあってないかという心配なのです。
私は我が子に小学校で(ゆくゆくは社会に出て)そつなく生きられる姿を求めてしまっているのか!
「本人が周りを気にしなかったらいいんだけどねぇ」
なんて自分の心配しすぎに言い訳している。
「なにかひとつ得意なことがあればいいんだけどねぇ」
なんて思っている。
そしてちょいちょいやらかしている。
昨夜のこと。
息子は本「ドラゴン最強王」を欲しがっていて、
その本はポイントシールを集めると手に入れられることになっている。
ポイントシールはなにかミッションをクリアすると得ることが出来る。
お手伝いとか、詩の音読とか、ちょっと難しいパズルとか。
しかし彼は目の前のことしか見えてない。
ポイントをコツコツ貯めて欲しい物を得る、という感覚がわかっていない。
だからミッションをクリアした時にシールを貼るのを忘れることすらしょっちゅうある。
(お小遣いで欲しい物を買うということもよくわからないらしいので、その前段階としてポイント制を導入したのですが)
と、いうことで
「ポイント一気にゲットだぜ!!」キャンペーンをやってみた。
それは
『「ぼくのすきなポケモン」という題で作文を書き、ハハをうならせる』
というもの。
それというのも、彼はなかなかいい文を書くのです。
日頃ポケモンやホネホネザウルスを登場人物にしてお話を作っているので、
「これは彼の得意分野として伸ばせるのではっ?」
という目論みです。
時間をかけて良い作文を練り上げていけるのでは。
そして早々と第一稿目を脱稿。
おお!想像以上に良いのです!!
わかりやすくって、ポケモンへの愛も伝わってきます!
(しかし…まだまだ良くなれる。
ここでポイントを一気に与えてしまっては推敲のチャンスを逃すことに)
「『とくに~なところが好き』ってとこがすっごくいいね!でも、ここらへんが突然すぎるかな。わかりやすくできる?」
「え…」
書き足す息子。
「いいねいいね!あ、でもこっちの部分は君のことを知らない人には伝わりづらいかも」
「…」
そして息子のカンニンブクロの緒が切れた。
「どうしてダメなのー!?」
と泣き出した。
「全然ダメじゃないよ!けどもっと良く出来るんだよ!」
ああ…私は教えるのが下手くそですね。
今の彼にとっては一回書いてその場でポイント一気にゲット出来なきゃ意味がない。
訂正されると自分がダメなものだと思い込んでしまう。
作文が嫌いになったかな。
私のせいだ。
「得意なもの」って頑張らなくも頑張れるもののことなのかな。
(恐竜やポケモンはすぐ覚える)
親が心配して盛り上げるべきものではないのかな。
(やり方が悪いだけ?)
そもそも小学校で傷付いたり挫折を味わうのを危惧しすぎるのは、
子どもを私の好きなように囲いたいだけなのかもしれない。
彼はハハの知らない所で傷付く権利もあるはずだ。
タフになるためには、一人にならなくてはいけないのかもしれない。
子離れすべきハハがここにおります。
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