【不動産屋4年目】の振り返り、そして

富士ヶ丘サービス株式会社の社長をしながら、不動産屋のアルバイトに初めて行ったのは平成29年6月。色々な出会いとご縁から、不動産業に従事させていただくことになりました。アルバイトに行くと行っても、普通のアルバイトさんのように、決められた時間に決められた不動産屋さんに出かけて勤務するのではなく、不動産を買いたい・売りたいというお客さんが居た際に、不動産業に従事するスタイルで、デビューしました。

実は、不動産業界には、正社員じゃなくて、フリーランスのように、仕事があるときだけ不動産業に従事し、成果報酬型で、お取引が成立したときだけ、お給料が発生するスタイルをとっている不動産従事者は結構います。少なくありません。

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そのあと、現在の弊社イケメン専任宅地建物取引士と出会って、平成30年5月から、富士ヶ丘サービス株式会社として、宅地建物取引業(不動産業)を開始いたしました。

宅地建物取引業(不動産業)を片足を踏み入れて3年満了し、4年目に入りました。介護会社社長として、宅地建物取引業(不動産業)の二足のわらじを履いている為、どっぷり業界で勤務されているみなさんとは、携わっている時間は比べ物になりませんが、それでも、とても濃い経験をさせて頂いてきましたし、現在も、さらに濃ゆい経験をさせて頂いております。

介護事業においては、あまり想定外の事態は起こりませんが、不動産事業においては想定外の事態も起こり、イケメン専任宅地建物取引士と一緒に乗り越えてきました。喜怒哀楽。本当にたくさんの経験をして、やっと想定外の事態は減りつつありますが、それでもまだ想定外の事態は発生します。

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サービス付き高齢者向け住宅を企画するのも、実は不動産ノウハウを使っていた

富士ヶ丘サービス株式会社は平成23年3月に創業し、静岡県第1号のサービス付き高齢者向け住宅の運営を開始し、事業を開始しました。事業を開始したのは平成24年5月15日。オープニングスタッフの職員が入社してきたのは平成24年4月15日。では創業後、平成23年4月から平成24年4月までの1年間はなにをやっていたのでしょうか。

平成23年4月から平成24年4月までは、富士ヶ丘サービス株式会社は私ひとりぼっちでした。正確にいえば、財務担当役員もいましたが、弊社での勤務は少なく、私一人ぼっちといっても過言ではない時期が続きました。この時期に私がやっていたのは

・サービス付き高齢者向け住宅のスキーム作り

・サービス付き高齢者向け住宅の建築のための準備

・職員採用、備品購入の手配など建物完成後の運営のための準備

サービス付き高齢者向け住宅の建築のための準備」では、建物の設計に私の考えを入れる会議に参加したり、建物を建てるための資金計画・調達に動いたりしてます。そして建物を建てるための下準備。ここで不動産業のノウハウを学ぶことができました。その時は、専門家がどんな仕事をするのか見ていただけですが、不動産業はこういう仕事の仕方をするのかと感心したものです。だから、介護施設の開発してきた私にとって、実は不動産業のノウハウはとても身近なものになっていきました。

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さらに、サービス付き高齢者向け住宅を3棟運営するようになり、落ち着いてきたころに、入居高齢者様の空き家相談を受けるようになりました。相談を受けるっていうとカッコいいですが、はじめは、空き家の枝が隣地の伸び出してきているからどうにかしてくれとの近隣住民からのクレームというか、正当な権利としてのお申し出でした。介護会社の社長なのに、空き家の枝を切りに行って、木々を伐採したことを思い出します。結果、その枝を切りに行った空き家も売却するお手伝いをさせて頂きました。あと枝が出てきたとお申し出を頂いた家も、購入側の仲介をさせて頂きました。なにかとてもご縁を感じる土地、中古住宅になりました。

富士ヶ丘サービス株式会社が宅地建物取引業(不動産業)を開始したのち、サービス付き高齢者向け住宅の入居者様の中古住宅を解体し、測量し、更地のお土地として、無事、売却をさせていただいたこともあります。「介護×不動産」というコンセプトをひらめき、実際に介護と不動産を繋げてきましたが、これからはまた新たな野望が芽生えてきました。

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私の自己紹介すると、「富士ヶ丘内科の院長の息子ということで、富士ヶ丘内科の職員という身分を持ち合わせ、介護会社の富士ヶ丘サービス株式会社の社長でありながら、宅地建物取引士をしています」。つまり、広義な意味で、医療従事者であり、介護従事者であり、さらに不動産従事者ということになります。(狭義な意味では、実は、何者でもないような気がします。)

「介護×不動産」の次は?

前述したように、広義な意味で、色々な地位をもちあわせている私は、あまり給与面での待遇が良くないと言われている介護従事者や、看護助手・相談員等をはじめとする医療従事者の不動産購入や不動産売却も応援していきたいと思います。「給与面での待遇が良くない」というと語弊がありますが、他業種と比較すると、やりがいやお仕事の大変さに比べるとあまり厚遇されていないという意味です。決して「お給料が安い」というわけではありません。

そんな介護従事者や医療従事者が、あまり親しみがない不動産購入、不動産売却を積極的にご支援できないかと思いつきました。具体的な方策は見つかっていませんが、介護従事者や医療従事者のみなさまの生活を応援することがひいては、よりよい介護環境、医療環境を実現する一助になるのではないかと思いまして。まだ独りよがりの、私だけの思いですが、そんな輪を広げていく活動も出来ていったらと思います。

まだまだ想定外の事態は出くわす不動産業界4年目ですが、一人でも多くの困った、悩んでいるを解決するお役に立てるよう、がんばってまいります。

静岡県磐田市という中部地方に生息しています。サポート頂きましたら、介護従事者の待遇改善に活用させていただきます。多面的な見方ができるように、異論を発信してまいります。