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取り戻せないもの

みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・ビジョナリーコーチのフジガッキーです!

きょうのテーマは、「取り戻せないもの」です。

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時間、そして・・・


取り戻せないもの、まず代表的なものは「時間」でしょう。こうして1分1秒、どんどんと過ぎ去っていく。
そして過ぎ去った時間は、だれしも取り戻せない。これは明らかです。

でも、他にはないですか?

「他には?なんだろう・・・」って、なりますよね。

こたえは、「(すでに投資した)お金」です!

サンクコスト【埋没費用】


「取り戻せないもの=すでに投資したお金」

もうすこし詳しくいうと、「すでに投資したお金のうち、このあとなにをしたとしても戻ってこない分」です。
これは、『サンクコスト(埋没費用)』と言われたりします。具体例でいきます。

これからの時代、「非接触型◯◯」が絶対に流行る!として1年前から開発やテストマーケティングに、8,000万円をつぎ込んできたとしましょう。随分とつぎ込んだ気がしますが。

なんとかはやく実用化に漕ぎつけ投資した分回収したいと、だれしも考えるのだと思います。

でもこの投資で当初は1億円のリターンが得られる予定だったのですが、風向きが変わり、予定収益がほぼ半減、5,000万円しか見込めなくなったという状況に変わってきてしまったとしましょう。

さて、今後どうしますか?
仮に今期予算が1,000万円あるとした場合、

  1. 開発を続ける  → この1,000万円を投入する

  2. 開発を中止する → このプロジェクトには今後一銭もかからない

  3. 他のことを始める→ この1,000万円を投入する

3の別のプロジェクトを行う場合の投資効果も5,000万円としましょう。

すでに「非接触型◯◯」に投資した8,000万円があるから、1の開発を続けた場合の投資効果は、3の別のプロジェクトから得られる投資効果は別でしょうか?

そう、同じですよね!
だって、1も3も、これから1,000万円の投資に対して5,000万円のリターンが期待できるわけですから。

なので、開発を続けるにしても止めるにしても、既に投資に使ってしまった8,000万円は今後の投資判断するうえでは、戻ってこない費用だということ。

つまり、取り戻せないものとなるわけです。


いかがでしたでしょうか。

パチンコなどでも考え方は同じです。
すでに朝から1万円投入した、なんとかもう少し粘って1万円取り返すぞ!

気持ちは分かりますが、1万円取り返すのは、これから使うお金次第で、既に使ってしまった1万円とはなんら関係ない!

なので、わたしならさっさとパチンコ店から出る

さあ、きょうも酷暑が続きます。
どうぞご自愛を。



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