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健康経営優良法人2022申請受付開始!

みなさん、こんにちは。

健康経営EXアドバイザー、フジガッキーです!

9月に入りました。いかがお過ごしでしょうか。

さて、いよいよ健康経営優良法人2022の認定申請が、8月30日から開始されました。

そこで、健康経営シリーズ第8弾「健康経営優良法人2022申請受付開始!」と題して、今年度の内容や昨年度との変更点などについて書いてみます。

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◆ スケジュール

経産省のHPで発表されたスケジュールは、以下のとおりです。

<大規模法人部門>
健康経営度調査:2021年8月30日(月)~2021年10月25日(月)17時 
認定:2022年3月頃

<中小規模法人部門>
申請:2021年8月30日(月)~2021年11月1日(月)17時
認定:2022年3月頃

大規模法人部門と中小規模法人で締め切り日が異なっていますので、ご注意ください!

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◆ 認定までの流れ

申請から認定までの流れは以下のとおりです。やはり大規模法人部門と中小規模法人では異なっています。

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大規模法人部門では、健康経営度調査に回答したうえで日本健康会議認定事務局(事務局委託企業:(株)日経リサーチ)へ申請書アップロードします。

中小規模法人部門では、加入されている協会けんぽ、健康保険組合連合会、国保組合等の保険者が実施している健康宣言事業に参加していることが原則となります。なお加入されていない場合でも、各自治体が実施する健康宣言事業への参加で代替可能となりました。
申請書上でも、わかりやすく具体的にフローチャートが入りました!
経産省HP上の認定申請書【サンプル】より ↓

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そして中小規模法人部門も、申請書に入力後、アップロードにて完了となります。

◆ 認定要件(中小規模法人部門)変更点

まず、認定要件は中小規模法人部門に限定して説明します。大規模法人部門の認定要件については経産省HPでご確認ください。

以下の図をご覧ください。
上の図が2021年、下の図が2022年の認定要件です。

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経産省HPより引用した図に、筆者が赤色でマーキングしました。

変更点はマーキング部分で、以下にまとめてみました。

1)小項目「健診・検診等の活用・推進」で①~③から2項目以上(1項目)
2)喫煙対策が2項目に増加(1項目)
3)⑧~⑮(喫煙率低下に向けた取組み)から4項目以上(3項目)
4)評価・改善項目が必須となった。
(カッコ内は2021年要件)

これらからも、満たすべき要件自体の増加に加え、喫煙対策や健康経営の取組みに対する評価・改善度合いに力点を置いていることがお分かりになるかと思います。

因みに、今回の申請書にも現時点での従業員の喫煙率を数値(整数)で入力させる欄が設けられています。これは昨年度からの引き続きです。
ということは、具体的に喫煙率の改善状況がどうなのか、当然前年と比較されるということになるかと思われます。想定どおりですね!

さらに、正社員1人あたり平均月間所定外労働時間(2020年度)も入力が必要となっています。素案では2017年度も入っていましたが、さすがにそこまではということになったのかもしれません。

なお、今回から「評価項目の設置趣旨および適合基準」が申請書内に表示されるようになりました。昨年度までは別記となっていました。照会が多かったのか、わかりやすく表記されています。改善されてますね!

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いかがだったでしょうか。

健康経営への関心度の高まりとともに、申請数・認定企業数も増加傾向にあります。これに伴い、認定要件も見直しがなされ、特に前年以前に申請されたことのある企業にとっては、その取組み評価・改善状況が重視されるようになりました。

時間のかかる項目もあり、早め早めに取りかかる方が良さそうです。

さらに私見ですが、次の段階としては、特に経営資源の限られた中小規模法人部門では、全社一律ではなく、事業部門ごとに優先的に取り組むべき課題を明確にして実効性を高めているかどうかも、評価項目に入ってくるのではないかと感じています。まさしくわれわれ、健康経営EXアドバイザーの出番かもしれません。

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