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高校世界史の単性論の扱いが間違っている

三位一体説に関する問題の出題ミス 「受験世界史悪問・難問・奇問集」を毎年楽しく読ませていただいているが、2023年の記事で三位一体説に関する出題が取り上げられていた。 慶応義塾大学法学部の入試問題で、キリスト教の三位一体説に関連する問題が出題されたが、正解とされる選択肢は出題ミスに近く、誤った情報に基づいているという。高校の世界史教科書も同様の誤りを犯しており、古代キリスト教の神学論争を教科書執筆者も十分に理解できていないことが記事の中で指摘されている。 出題された問題は

    • 「三角関数より金融教育を」藤巻健太議員に伝えたい数学を削らないでほしい理由

      最初に結論藤巻議員の三角関数不要論にまつわるツイートが炎上していて、言いたいことは山ほどありますが、話が発散しないように最初に一番伝えたいことを書きます。 これからの社会では専門職の数も種類もますます増えて、一生勉強し続けることが前提の仕事が増えていきます。その中で日本の産業社会が国際的競争力を高めるには、高度な専門性を持つ人材が育っていくように国がさらなる支援をする必要があります。専門知識の中でも特に汎用性の高い数学の一単元を高等教育から削るべきという議論は、時代に逆行し

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