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ウォシュレットを使うのが下手

うちのトイレは古い。便座のネジがおかしくなってガタガタしている。ケツを拭くときに左尻に重心を置き右尻を持ち上げると便座がずれて体勢が崩れるときがあり、バランスを保つには臀部とハムストリングの筋肉が必要だ。ケツを拭くときにミスをしないためにジムでスクワットをしているといっても過言ではない。古いからウォシュレットもない。ウォシュレットのある家に住んだことがない。ミニマリストではないが無くてもいいと思っている。

話は変わるがゲイのセックスではケツを使うことがあり、営みの前に中を洗わなくてはいけない。僕らのマナーだ。ある日友人がバッグの中に空のウィダーイ◯ゼリーの容器を入れていたことがあり、捨てようか?と聞くと、これは浣腸の代わりに携帯しているのだと答えた。セックスを急にすることになったときに水を入れ、飲み口をケツにぶっ刺し胴体を手で握り、体内に水を注入して洗うというのだ。伊藤家の食卓もびっくりの裏技に呆然としたが、真剣に話す彼の眼差しはエジソンのようだった。

そんな僕でも外ではウォシュレットを使う。シャワーを浴びるように使うことが多く(なぜならうちには風呂がないから)高揚感が生まれるのだが、肛門に当たっていると思いきや高確率で外れていて、トイレットペーパーで拭くと全然洗えていない。でも肛門に水が当たっている感覚はあるのだ。どこに当てているのだろうと毎回不思議に思う。肛門認知能力が年齢と共に低下しているのだろうか。それとも強い刺激を長年当て続けたせいで麻痺してしまったのだろうか。どちらにしてもショックだ。

あれ依頼ウィダーイ◯ゼリーは苦手になった。真剣に話す彼の眼差しを思い出して躊躇する。



Podcast | 藤田哲平のアラオネ

毎週水曜日の夕方5時にポッドキャストを配信中。人生の場数を踏んで発酵をはじめたアラフォーの視点でライフスタイルやデザイン、音楽やカルチャー、LGBTQ+の話をしています。アーカイブはいつでも聴けます。


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