2017年 映画ベスト
Date.2017.12.31
もう少しで2017年も終わるけれど何も整理がついていない。自分でも思っていないほど疲れていたのかとにかく寝てしまう日々を送っているけど、なんとか年越し前に振り返りしておきたくてサッとまとめ。
<今年の映画のベスト10>
今年劇場で見た作品から選出
『哭声 コクソン』
とにかくものすごいパワーで最後まで引きずり込まれる感覚。一本の映画の中でいろんなジャンルを行ったり来たりする力技が冴え渡る。
『メッセージ』
“言語”と“思考”の関係性という興味深いけど映像にするには地味なテーマを上手く魅せていた。主人公と同じ“体験”を映画を観ることで観客も体感できるという稀有なSF。これ見た後に異国のアイドルのライブ見たのも何かの縁かな。
『LOGAN ローガン』
アメコミ観るけどそれほど熱心な観客ではない私も今回の作品は号泣した。とにかくエモい。己の過去と罪、あったかもしれない今、そして未来とどう向き合うのか。大人も憧れるヒーロー像。
『ドリーム』
人種差別を描いた映画はたくさんある中で、差別を伝えながらも重苦しくなりすぎず、爽快感のある映画というと『ヘルプ ~心がつなぐストーリー』なんかが思い浮かぶけれど、本作もその系統。これは職人の技ですわ。
『スウィート17モンスター』
色んな意味で青春の痛いところだけ煮詰めて固めたみたいな作品。最近こういう系統観てもピンとこなかったんだけど、久々にきゅんとした青春映画だった。
『わたしは、ダニエル・ブレイク』
ルール一辺倒で本当に必要な人に支援が行き届かない役所仕事、そして政府に対するケン・ローチ監督の怒りが炸裂。貧困という文字が一瞬でも頭をよぎったことがある私のような人間はこの怒りを知っているし、あの主婦の涙を知っている。
『ベイビー・ドライバー』
あやうく映画館でヘドバンしそうになった。音楽と映像が融合する快楽。
『ありがとう、トニ・エルドマン』
人間は演じることをやめられない生き物だなぁ。“演じること”においてカラックスの『ホーリー・モーターズ』と一緒に観ると面白いかも。
『牯嶺街少年殺人事件』(デジタル・リマスター版)
観る前は「3時間56分…なげぇよ…」って思ってたよ。観た後はつまらない画が一瞬たりともなくて体感時間2時間くらいだった。名前がとにかくややこしいのでこれから観る人は相関図で名前確認しておくの推奨。
『未来よ こんにちは』
仕事の飲み会で下ネタとか恋愛話に付き合わなきゃいけなくていつも「あぁ…帰りてぇ…」ってなってる私には刺さりまくる映画だった。幸福は、自分で決めるもの。そしてその幸福に向かっていくことも、幸福であること。
ここからはタイトル羅列で。
<旧作映画ベスト5>
DVD、配信などで観た旧作から選出。今年は古典の名作を割と見た年だったのでそっち系多い。
『この世界の片隅に』(2016)
『自転車泥棒』(1948)
『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』(2015)
『ノー・マンズ・ランド』(2001)
『十二人の怒れる男』(1957)
<Netflixベスト5>
今年観たNetflixオリジナル作品、または現状日本ではNetflixでのみ見られる系の映画から選出。旧作もあり。
『アクエリアス』
『生と死と、その間にあるもの』
『最後の追跡』
『浮き草たち』
『オクジャ』
今年は今のところ233本の映画を鑑賞。去年何本だったか覚えてないけど比較的ドラマを見ない年だったから去年よりは増えてるはず。
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