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2024.04.13 失恋サイクリング@高知県中村にて

旅に出た経緯

 この前日、約2年付き合った彼女と別れた。いろいろ理由があったのだが、急に虚無感に襲われて家でじっとしていられなかった。
 朝早く目が覚めたので車を走らせ、松山から4時間近くかけて高知の大正町に到着。途中で酷道439号も楽しんだ。これからサイクリング。

往路:町道経由で中村へ

 国道439号はいきなり酷道になる。大型車はもちろん通行不可になっている。往路は町道?経由で中村へ。

 葛籠川を渡る。橋の銘板には「つずらかわ」、標識には「つづらかわ」と表記揺れがあるようだ。

 古い橋脚がある。

 水は透き通っている。町道は1車線の道が続く。

 道は急カーブを境に突然2車線に変わる。

 さらに先にも道を工事しているようだ。

 一の又トンネル。照明はなく真っ暗。旧道があったので入ってみると舗装はかなり荒れている。

 一の又トンネル旧道は電線にも倒木が引っかかっていた。怖い。

 地図を見ると一の又渓谷には温泉があるとのことだったので行ってみたのだが、誰もいない。Googleで調べると、2018年時点で休業していた。温泉の中を見ると入浴料は「648円」…消費税8%の頃のものか。

 四国固有種の絶滅危惧種、シコクテンナンショウを見つけた。

 国道439号に並行する林道は2車線が続く。 こちらのほうが国道に見える。

 トンネルを抜けると見晴らしが良かった。ここで四万十市へ。

 2車線の急な下り坂を走っていく。未舗装区間がこの先あるらしいのだが、狭い道になるのだろうか?途中ではヘリポートも発見。道路脇に設置してあった。「こび」(古尾)と地名が書いてある。

 国道439号杓子峠の迂回路は大規模林道という扱い。国道よりも規格の良い林道。 道幅の狭い区間もあるのだが、そこも改良されるようだった。

 幹線林道中村・大正線。道幅の狭い区間はすぐに終わり、また2車線の道路になる。令和5年度に工事された区間もあった。工事は現在も進行中のようで、工事用の車両とも何台かすれ違った。

 竹屋敷という集落で大規模林道と県道が交差する。ここが林道中村・大正線の起点になっている。

 内川川沿いに下っていき、中村方面へ。

中村市街地散策

 国道439号に合流。中村の市街地に入っていく。 市街地には旧町名が書かれた石碑もあった。

 中村の市街地にて、ゾーン30プラスを発見。 初めて見かけた。

 中村の赤鉄橋を渡るのは1年ぶり。 前回は去年のこの時期に窪川から宿毛まで足摺岬経由で走った時に通った。

 50円の商品もある自販機。赤まむしドリンクもなんと50円。しかし、支払いは硬貨にしか対応していないので千円札は使えない。

 ラーメン店「まんき屋」本店は宿毛だが中村にも店舗があり、昼食はここにした。辛めのつけ麺、美味しかった。以前は松山にも店舗があったそうで、看板は松山の店舗のものをそのまま転用している。

 四万十市役所は津波対策のためか周囲よりも高いところに建物があり、周りのビルよりも背が高く造られている。

 中村駅周辺。特急列車がホームで待っている。

 国道439号の終点。 この道が徳島まで続いている。

復路:中村から大正へ

 中村の市街地から少しのところで、杓子峠付近が狭いことを知らせる看板が複数設置されていた。

 安並水車の里。国道439号から見えたので立ち寄ってみた。水車のある小さな公園だった。

 しばらくは2車線の普通の国道。四万十川ウルトラマラソンの看板もあった。100kmのもの距離を走るのか…、すごい。

 うさぎに見えた標識。

 大正までは30kmほど。 緩やかに登っていく。狭くなる気配は感じない。 道端にはくまモンがいた。

 旧道にあった「中村市」と書かれた標識。

 高知県交通バス停。うっすら文字が読める。

 案内図にも「与作」「酷道」の文字。

 住次郎トンネルの横にも旧道がある。中村側は封鎖されていたが大正側は開いており、古い国道標識もあった。

 快適な2車線路は唐突に終わる。杓子峠を越えるため、ここからは急カーブ連続の道に変わる。

 行きに通った町道・林道よりも狭い国道。標識と道路状況のギャップが大きい。

 勾配は緩やかで、自転車でも登りやすい。急カーブを曲がっていく。谷側にはガードレールがない箇所もあり、気は抜けない。

 杓子峠の少し前から勾配が緩くなり始める。 視界も開けてきて、険しい山々が見える。

 杓子峠 ここで四万十町へ。峠付近はよくある林道の峠という印象。地名は「杓子坂」。
 彼女と別れた次の日だったのもあり夕暮れの近づく人気のない峠で急に孤独感に襲われ、涙を流してしまった。5分くらい立ち止まり、再出発した。

 峠を越えて道は下りになる。落石もあり、自転車のホイールに小石がぶつかる音も何度か聞いた。

 徐々に標高を下げていく。 行きに通った道と集落も見えた。

 孤独を感じる酷道区間はここで終わり。すれ違う車も数台だった。下り終えたところで日没の時間を迎えた。

 「道の駅四万十大正であいの里」 既に営業時間は終わっていた。

 これも古い国道標識。

🚙大正~久礼

 車を回収し、R381→窪川→高知道経由で中土佐町久礼へ。温泉の営業時間にギリギリ間に合って入ることができた。地元の人に話しかけられて、温泉の中で話していた。

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