まず、理解に徹するということ。
とても悔しかった。
声を上げ、泣き叫びたくなるほどに。
自分の考えが、相手に理解してもらえなかった。
なんだったら怒られた。
どうして伝わらないんだろう。
こんなに伝えたいと思っているのに。
相手のことを考えて話したつもりなのに。
…相手のことを考えていた"つもり"…
"つもり"だったんだ。
本当は、相手のためになってなかったんだ。
…
今まで僕は自分の事を、
ほーんの少しだけ「他人の為に尽くせる人」だと思っていた。
その"つもり"だった。
…
いいや。
理解してもらいたいなら、どうしてまず、「相手を理解すること」に徹しなかったのだろうか。
どうして自分だけ、理解してもらおうと思っていたのだろうか。自分の押し付けが、相手を不快にさせている事に、なぜ気付けなかったんだ。
自分は、奢っていたんだ。
今までの自分を本当に恥じた。
25年間の人生がひっくり返るくらい、反省した。
…
自分では気づけなかったこの考えを、教えてくれたのは、大事な友人だった。
「相手を理解しようとしていない、お前が悪いやろ。」
横柄だった僕を、怒ってくれた。
思いやるような目で、怒ってくれた。
同情してもらおうとして、相談したつもりだったのに…
でも、この叱咤がとても嬉しかった。
ありがとう。
僕に成長の機会をくれて。
「まず理解に徹する。」
どこかで聞いたような"大事そうな言葉"だが、実践がこんなに難しいとは。
今までより一層、謙虚に、「大切な人を大切にする」。
そんな人でありたいと思いました。
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