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「だっこしろって言ってんの!このクソちんこ!!」

タイトルが強烈ですが、公序良俗に反する内容ではありません^_^

この言葉は息子が4歳の時に叫んだ言葉です。

駅前の道に座り込み
地団駄を踏んで

(地団駄を踏むってこういうことを言うんだ〜と、感心するほど見事な地団駄でした笑)

顔を真っ赤にして立ち上がり、
大絶叫しました。

爽やかな秋空の下
通勤のビジネスマンや学生さんたちで賑わう
駅前に響き渡りました。
「このクソちんこ〜!!」と。

経緯はとてもシンプル。
登園時には抱っこはしないで自分で歩く、
その約束のもと頑張っていた1週間。
金曜日に心のキャパがオーバーしたというわけです。

僕はその言葉を聞いて、

不思議と
なんとも言えないあったかい気持ちになりました。

もちろん口にした単語は決して良い言葉ではないのですが、


息子のその時の心の底からの嘘偽りのない
純度100の気持ちであって、
いわば魂の叫び。
甘えたいのにそれを許してくれないパパが
それはそれは憎らしく

彼の知っているおそらく1番汚い言葉で
怒りをぶちまけてきたんだと思います。

普段の息子は我が子ながらとても良い子で、
周りをよく見て、正しいことをしようとするタイプ。
わがままを言っても最後は親の説得を聞き入れる。そんな子です。
パパである僕も、先回りができるタイプで子供の気持ちを汲みつつも子供をコントロールすることが割と得意なタイプ。

なので逆に、良い子にさせすぎたり、
自分の我を通せずに親の顔色を気にする子にならないよう
気をつけてはいるのですが、

親が先回りしてレールを弾き過ぎたな、とか
もっと息子のやりたいようにやらせれば良かったと

反省することも多いです。

そういう背景があるので

息子が素直に
自分の気持ちを、
怒りの感情を、
やってほしいことを、

言葉を選ばずに

ぶちまけて来たことが嬉しくて
その必死さが可愛くて

とてもあったかい気持ちになりました。

言いたいことが言えるというのは父と子の関係として少なくとも悪くはないという
安心の気持ちでしょうか。

その後はというと、
ゆっても4歳児クオリティ笑

「パパおしっこ」と気まずそうにうったえてくる息子

一緒にファミマでトイレを借り、
おしっこと一緒に怒りの気持ちも流れ出たのか
その後は保育園まで歩いてくれました。

園の門の前で抱っこをしてあげて
よく頑張って歩いたことを褒め
さっきの暴言は悪い言葉だし
パパは悲しかったよ(本当は悲しくないですが笑)と伝え
ごめんなさいを言わせて
ごめんなさいを言えたことも褒めて
パパが息子のことを大好きなことも伝えて

登園させました。

僕にとって
「抱っこしろって言ってんの!このクソちんこ!」
は一生忘れないとてもとても大切な言葉になりました。

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