巨乳の生物学的意味

「週刊文春」10月14日号(今日発売の前のヤツ)で、動物行動学者の竹内久美子が、人間の女性の「おっぱい」について書いている。
これによると、20年ほど前、胸の大きさと乳の出方に相関関係があるのでは、という研究がされたが、これが無関係。その後、乳が「尻」と「腿」の脂肪から作られることがわかり、胸とは無関係、という謎が解けた。
そして、数年前には、胸の大きさと妊娠しやすさの相関をめぐる研究が行われ、胸が大きいほうが、女性ホルモンのレベルが高く、つまり、妊娠しやすいということが突き止められた。じつはウエストのくびれも関わっていて、胸が大きく、ウエストの引き締まったタイプは、そうじゃないタイプより、3倍も妊娠しやすいのだという。
前にどこかで、榎本加奈子が妊娠できた意外性について書いたけど、そういえば彼女、体のわりに胸は大きかったな、なんてことを思い出した。

(初出「痩せ姫の光と影」2010年10月)


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