超スレンダーJKと爽やかすぎる納涼デートの巻・前編(ダイエット大好きJK③)


※ ある男子向け雑誌の女の子紹介&人気投票コーナーで、昔、見かけたものをヒントに着想したものの続きです。①②と比べると、ほぼフィクション。雑誌紹介時より、さらに痩せ姫になった女の子が、デート企画に登場することになり・・・という展開です。写真はないですが、雑誌の誌面をイメージして読んでいただければ。

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「超スレンダーJKと爽やかすぎる納涼デートの巻」


今月のデート企画に登場してくれたのは、水内姫那ちゃん(高2)。
7月号の読者投票では、スレンダー推しの男子たちからの支持で堂々の2位にランクインしたコだよ。
そして、お相手役を射止めたのは、大学2年生のS・Yクン、筋トレが趣味というスポーツマン系だ。
姫那ちゃんもダイエットが趣味ってくらい自分磨きにがんばってるコだから、話も合いそう。
というわけで、早速、デート実況、行ってみよう!

待ち合わせは都内のカフェ。
先に着いてた姫那ちゃんが立ち上がってあいさつしてくれた瞬間、編集Mは思わず声を上げそうになった。
細い、細すぎる、もしかして、また痩せたのでは。
それを言うと、姫那ちゃん、
「はい、前回お会いしたときよりは痩せてるかもしれません。
でも・・・最近リバウンドして太っちゃったんです」

続いて、衝撃的な数字が飛び出した。
「一時は28キロ台で、身長マイナス125だって喜んでたんですけど、今は1キロくらい戻っちゃって」
それでも、30キロはないんだそうで、Sクンも、
「細いんだろうなとは思ってたけど、想像以上です」
と、ビックリしてる。

そんな顔合わせから、1時間後、ふたりは近くの水族館へ。
最初は会話もぎこちなかったけど、予想通り、ダイエットと筋トレの共通点とかで距離がグッと縮まった。

姫「筋トレはどれくらい前からやってるんですか」
S「中2くらいからかな。本格的なのは、高3で部活を引退してからだけど。なんかもう、生活の一部になっちゃってる」
姫「あ、私もです。食べ物や飲み物のカロリーもかなり頭に入ってて、ダイエットのことが夢にまで出てくるくらいで(笑)ただ、最近、スランプ気味なんですけどね」
S「スランプってあるよね。自分の場合も、壁にぶつかったっぽい時期があったんだけど、食生活を見直したら、それまで上げられなかったバーベルを上げられるようになったり。良い筋肉にはたんぱく質が大事なんだよね」
姫「ダイエットでもそうみたいです。脂肪を落とすにはじつは筋肉が重要な役割をしてるから、たんぱく質だけはちゃんと摂らなきゃって」

ところが、ここで、本誌的には誤算が発生。
この企画、いつもならおたがいの恋バナとか、早い話、ちょっとエッチな話題もほしくて、編集が誘導したりするんだけど、ふたりとも、すごくマジメなタイプだから、そういう空気感にならない。
特に、姫那ちゃんにはそういうことを聞いちゃいけない雰囲気すら漂ってるような。
遊んでいそうな感じ、ゼロなんだよね。
今日の私服も、着る人によってはもっとセクシーになりそうなのに、ひたすら清楚でピュアな印象。
体重も小学生レベルの軽さだし、エッチな目で見ちゃいけないのかも。

そしたら、本人は苦笑気味に、
「それって、女としての魅力がないってことですか。最近、友達にも言われるんです、体育の着替えのときとかに」

でも、ここでSクン、いいこと言った。
「そんなことないんじゃないかな。女らしさイコールセクシー、じゃないと思うし。姫那ちゃんの、なんていうか、清潔感のある女らしさのほうが魅力的ですよ」

うんうん、それもそうだよね。というわけで、今回はそういう話題はやめておくことに。

そんな感じで、最後の企画まで進んでいったわけだけど、ここでもうひとつの誤算が発生しちゃったのだ。



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