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竹内まりや「Natalie(ナタリー)」~カレンと有希子と

「Natalie(ナタリー)」
竹内まりやが、81年に発表したアルバムの収録曲。ある先輩は、この曲についてこう書いた。
「まりやの作詞作曲による『ナタリー』の英詞ボーカルも驚くほどカレンに似ていた。これは彼女の生前の歌だけど、スターを夢見てハリウッドへ出てきた少女が名声と引き換えに自分を見失っていくというストーリーは、今聞くとまるでカレンのために書かれたような気さえしてくる」
カレン=カレン・カーペンター、であることは、いうまでもない。そして、イントロが少し「リトルプリンセス」(岡田有希子)に似てる。夭折したふたりが、まりやを介して結ばれてるわけだな。
それにしても、この詞、素晴らしく深いはずなのに、英語なので、辞書片手じゃないと(いや、それでもなお)理解できないフレーズがある。英語に関しては、自分のポリシーで、あえて忘れる方向でやってきたのだけど、ここまで忘れると、仕事にも差し支えそうだ(苦笑)

(初出「痩せ姫の光と影」2010年8月)


なお、これを書いた翌日が、岡田有希子の誕生日だった。その日には、彼女の写真つきで、こんな短い記事を書いてる。
「今年の誕生日は、おめでとうと同じくらい、ありがとうを感じてます。いろいろな想いをこめて、誕生日おめでとう」
彼女を触媒みたいにして、Yさんとの関係が化学変化のように深まったことへの感謝。この時期のことを思い出すと、生きるとは人と人の縁が結ばれることではないか、という気がしてくる。


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