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北野天満宮によせて

私は2月3日に81才になった。

めでたくもあり、めでたくもなし

この春 孫たちが帰省した折

新春のおせちに加えて注文したお寿司屋さんの

サービスの金券で 独り分のお寿司を注文し

正月の残っていた一本のビールをあけた

ほろ酔い気分に 

さすがにめでたい気分も芽生えたが

ひと眠りした後は

めでたい気分も消えていた


翌日は 時折雲の出る小春日和にて

突然、京都の北野天満宮に行きたくなった

孫が 高校受験で

祖母として「お守り」の一つ位送ってみたかった

「思い始めた時が 行き時」

これは 決行しなければ・・


まずは京阪枚方駅までいって、そこで

京阪四条から京都市バスの乗る番号を聞く

もう、何十年前に行ったきり だから・・

天満宮は外国人が多少多かったものの

案外受験生も拝観者も少なかった

志望校を書きお祓いを受けると 

やはり 気持ちが良かった




梅林の梅はまだ本格的ではなかったものの

81才になった翌日の参拝は

すがすがしいものだった

お詣りをした後

踵を返すように家に帰り

孫への荷造りをはじめる

チョコレートの箱と一緒に

カードを書く

さて、何と書いていいもんやら・・?

「しっかり 食べて
  体力をつければ
   気力と学力は付いてくる
 大丈夫♡
  ばあちゃんは応援しているからね!」

荷造りを終え、やっと

やっと81才の初日の充実を感じることができた



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