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魔女は本当にいたのか?

 私は 通販会社に電話していた。

・マヌカンハニー頂きたいのですが・・送ってもらえます?

・あのォ 息子のところなんですけど・・今日申し込んだら何日頃着きます?

・ああ、 いいですよ。

・実は 私お宅のマヌカンハニーを頂いているんですが、とてもおいしいんで・・

・ええ? 2個セットで 1個の値段?

・セール中ですって? ラッキー!!

・いや~、ほんなら 私の方にも頂きますウ

・マヌカンハニーは 体力というか免疫力がつきますよねえ!
封明けなかったら、どれぐらい持ちます?

・ああ、4年やったら充分ですね

・私 ドライマウスで 冬の乾燥ですぐ喉やられるんですよォ

・あなたも? シェーグレン症候群? いやあ 同じ!

・20代で? うわ~、早うに? 私は30後半で・・ 辛いですよねえ

・ああ、ドライアイねえ、私も眼科に通ってます。涙がほとんど出てないんで すぐ黒目に傷がつくんですよ。唾液が少ないと歯も悪くなるしね! 

・私らは若い年齢でそのような症状が出たんで「シェーグレン症候群」って病名がついたんで、女性の90%が 年齢が行くとなるそうですよ。

・そうそう、お医者さんは病名は付けるけど 対処法は言ってくれないよね
私は 吸入器が手放せないの。子どもたちにも使うと風邪とか咳なんかに とてもよく効くし・・!

・ちょっと、面倒だけど旧式のが 断然効くよ、ああ 丁度ここにあるから製造会社言うね・・・・

・ドラッグストアには置いてないの、薬局に行けば買えるわ、それも古い
薬局の方が置いてると思う。

・いいええ、こちらこそ注文そっちのけで・・(笑い)


と、まあ こんな感じで注文が完了した。

 人間80年も生きていると、いろんなことを知ることになる。
女性は男性と違って「子供を産み、育てる」ことが天務とされてきた。
それによって、実生活で苦労が多かった。だけど それを体得することで
生活の中で必須として求められることが多くある。 
今から考えると、それが 多ければ多いほど「生活に安心をもたらすことになった」ような気がする。

 病名【シェーグレン症候群】にしても耳鼻科又は内科の先生から伝えられることはあっても、対処法は自分で探さなければわからない。
【原因も治療法もわかっていない病】は全て【膠原病】としてまとめられるのだ。
【膠原病】はいろいろあるが、その中でも【シェーグレン症候群】は 一番軽い病だという

【シェーグレン症候群】とは 結局は【老化】の症状であって、身体の分泌液が出なくなる病
【原因】は主にストレス。

ストレスがかかると【老化】が進むと言うことのようだ。

症状
初期は目の乾き、口の乾き そこから発生する諸症状
(風邪は万病の元、歯周病もおおきな病気につながる)
やがて、胃液、胆汁などの体内の大事な分泌液が出なくなり、多臓器不全につながり「死」に至る。

そういう症状の進行を 少しでも抑えたい、遅らせたい!と 患者は思う。


 長年の「治したい」という気持ちが「あらゆることを取り入れる努力」を生み、その努力が「知識と知恵を身につける」ことになる。
女性は男性より長生きなので、より経験を積むことになり、化学的な根拠がない治療法を編み出すことにもつながる。
しかして、
ドライアイ:「目の乾き=涙が少ない又は出ないことで、目に埃が入り黒目  を傷つけ 視力が落ちる」ー「対処法」目を温める、マッサージをする、メガネで乾燥を防ぎ 目薬を使って人工的な涙で目を洗う等
ドライマウス:「風邪、咳、痰、虫歯、声枯れなど唾液の出ないことで、誤嚥性肺炎等が起こる」ー「対処法」飴、ガム、水分補給、人工唾液を噴射する(スプレー缶)、吸入器で喉を守る。

それ以外では 食事療法で体力をつける。サプリメントで補給、温泉療法、琵琶の療法等

と、【シェーグレン症候群】一つとっても、治すには あらゆる分野、手段があるのだ。
 私ごとになるが、私の母は「民間療法」なる本を読んで5人の子供を育てあげた。だから、その方法を 知っているのは、子供を育て長年生き永らえ体験し学んだことから生まれたもの。
それが「知恵」なのだ。
知識は「おじいさん」の方が沢山持っているかもしれないが、知恵をもっているのは「おばあさん」なのだ。と、いうことになる。
だから【魔女】は居ても【魔男】はいない。

 昔むかし イギリスで【魔女狩り】なることが行われた。
当時の男性は こうした時代に 根拠がはっきりしない治療で治らない病を
治したお婆さんを【魔女】と呼んで、恐れたではないか?
と 想像する。
そう考えると、「魔女は存在した」ことになる。

グリム童話の話の奥には 深い実存が存在しているようだ。と 思った。


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