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まひろと三郎の恋

幼きにして灯された小さき灯は

只 会いたき心の灯火

会ってはならない運命のもと

尚にして消え去らず


触れもせず

こころ熱き想いは

募るばかり

運命のいたずらか

紅い糸を手繰り寄せども

寡の人は想いの夢の中

あたたかき唇を

額に残せし君なれど

まひろの手の届かぬ君なり

ああ、純潔の恋ほど

心に残ることはないものを

           ー「光るきみへ」を観て
            (紫式部と菅原道長の幼少期の名を借りて詠む)

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