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おばあちゃんのすりこ木は君のために!

おばあちゃんの代から 使っていたすりこ木

相方のすり鉢は キッチンの棚で眠ってる

今では 君のためにあるような物

「君」ってだれ?

今まで「ミュー」と偽名を 使っていたけれど

何を隠そう 本当の名は「ラックス」

犬のような名前をつけたのは

誰でもない ねえねえ(娘)で

ラテン語で「光」というらしい

保護猫ちゃんで 家に来て16年

ねえねえの闘病生活で すっかり忘れられていた1年半

ストレスが溜まったのか 左目の眼球に異常が現れた

無理もない!

かあちゃんはねえねえに かかりっきりだったもんね


ねえねえが亡くなり

かあちゃんが「ラックスのかあちゃん」になって

やっと、ラックスの存在が浮かびあがって 救われた

ラックスの爪を切れないかあちゃんは

2か月に1回 キンセイ先生の所に連れて行く

その時、身体のあちこちにデキモノが 出来ていたいたけれど

メスを入れないと決めたかあちゃんは

自分の湿疹の薬を ちょいと塗る

先生は 分かっているけど黙認

だって「おでき」はしぼんで消えるもの


老猫は 腎臓が悪くなる

ラックスも トイレが近くなり

気分が悪いのか変な声をして トイレに向かう

キンセイ先生が おっしゃるには

肝臓も悪いとのこと!

そこで 頂くお薬が 半分に割られた錠剤だ

その錠剤を 粉にするのが すりこ木なのだ

潰した薬を 魚貝の強烈な匂のするおフランス製の

サプリメントと少々のチャウチュールを加え

こねこねして 差し出すと

とても喜んで食べてくれる

お陰で今では 毛並みもつややかで吐き戻しも減った

去年初夏

母ちゃんが 脚立1m上から落ちて

右肩腱板が切れているのが分かってから

きんせい先生が往診に来てくださっている

お陰でかあちゃんは 大助かり!

これからも おばあちゃんが使っていたすりこ木は

ラックスの薬を粉にして 

かあちゃんの猫を元気にしてやってくださいね







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