見出し画像

硬券0055 宮崎交通

宮崎交通(バス)

大正15年に、宮崎市街の自動車の事業として開始。昭和18年に宮崎鉄道や他の会社とともに宮崎交通として合併し、鉄道部門も持ちますが、昭和37年に鉄道は廃止されます。バスは40年代を中心に県の全体に広がっていきました。

昭和34年 A’型硬券 自社灰地紋 一般式 バス乗車券

この時期は、まだ鉄道部もあった時代ですが、バスも拡充し始めた頃で、「A’型」と記したのは、微妙にA型とはサイズが異なっていた券だからです。30年代では、こういう券があったようですが、
40年以降は正確なA型で揃ったように思います。

昭和42年 A型硬券 橙自社地紋 一般式

国鉄が果たせなかった高森~高千穂を経由して延岡までのものです。
これは正規のA型になります。自社地紋の図柄は小さくなっています。
以下の硬券は、いずれもそうです。

昭和40年 A型硬券 緑自社地紋 一般式

これは、えびの地域のもの。色違いの理由は何でしょうか。

昭和 A型硬券 青緑自社地紋 補充式乗車券 見本

このタイプは、軟券タイプをよく見るのですが、これは完全な硬券です。
そのうち補充された実券に出会いたいものです。


さて、宮崎交通には、硬券の料金券もありました。
乗車券に含まれた様式ののもの拝見したことはあるのですが・・・
ここでは単独のもので

昭和42年 A型硬券 橙自社地紋 赤線横2条 特急・快速券

これは、綺麗なデザインです。

昭和39年 A型硬券 緑自社地紋 赤線横2条 快速券

特急との格差はないのでしょうか? しかしこれは快速だけのもの。
気付けば地紋は切符に対して直角の印刷でした(上記の、えびのの券もですね)。

運行範囲が広いので、もっと集めると面白い研究にはなりそうです。

 

もしも有難くサポート頂けたときは、私著者のクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!