Assessmentしないと!

こんにちは、フグです。
入職してすぐに「Assessmentしないと先生の存在価値ないよ」と言われたことがあります。強すぎるこの言葉はこの5か月間私を突き動かす動機というか呪いです!
そんな社会人5か月目の私の日記です!どうぞごゆっくり読んでください!


Assessmentしないと先生の存在価値ないよ!~知識武装~

上級医のいうことはいつもおっしゃる通りで、遠慮がなく、だから一層へ胸に突き刺さります。
私の研修病院では上級医に相談することは励行されています。しかし相談する時には根拠と明確な意見をもって臨まないと私の存在価値はなくなります。

「先生、相談いいですか。55歳男性、主訴は動悸で、病歴と身体所見から心筋梗塞を否定すべきだと考えます。そのため、心電図の検査を行いましたが心筋梗塞を疑うST変化はありませんでした。心筋梗塞の除外のためにこれから採血検査とレントゲンをしたいと思います。心筋梗塞が疑わしい場合には循環器コンサルが考えられますが、狭心症であった場合には外来でのフォローを入れて帰宅としようと考えています。相談したいことは先ほどとった心電図を確認してほしいことと、この方針でよいかということを相談したいです!」

VS

「先生、相談いいですか。55歳男性、主訴は動悸で、鑑別疾患が上がりません。一緒に診察していただいてもよろしいでしょうか。」

後者はただの伝書鳩です。

研修医として生き残る努力=Assessmentをしないと存在価値がない!と思われてしまいます。

私は存在価値を否定されるのが怖いです。なので勉強します。病院のなかで私を守るのは知識です。知識武装こそが私に存在価値を与えます

この5か月間は知識武装にもがいている期間でした。そして少なくともあと1年半はこの生活が続きそうです。

この5か月間の軌跡

何度も怒られたり、自分の存在価値を疑うような瞬間に遭遇しました。毎度、「研修医なんだからできなくてしょうがないよ」という励ましをもらっていましたが、「それでもできるようにならないといけない」という強迫観念に駆られて突き進んできました。

つらかった!でも成長した5か月間でした。

「当たって砕けろ!」の精神で今の病院に就職し、まさに当たって砕け散り、原子サイズまで分解されました。今では原子を分子に、分子を物体にする=勉強、経験に快感を覚えます。

次の1か月でやりたいこと

次の1か月では勉強会と症例のまとめ、資格勉強をやっていきたいと考えています。

  1. 勉強会 自分で勉強したことを共有する機会が欲しく、方法を模索しています。今は同学年のみの勉強会をしていますが、今後は上級生も含めて開催したいなぁと夢見ています。

  2. 症例のまとめ これまで経験した内科と救急の症例と症例から学んだことをまとめ、再勉強したいと考えています。復習こそ定着に必須の作業です。

  3. 資格勉強 私は今心電図と英語勉強を頑張りたいと考えています。心電図は普段の診療でとても有用な検査でよく使うし、加えて心電図検定という検定があり、勉強した成果を可視化することができます。また英語の勉強は将来的に自由になりたいと考えているためです。私はもともとスコアを追うことが好きで、普段の勉強の息抜きになればと思っています。具体的にはTOEIC,TOELF,IELTSのなかからどれか一つ、年明けくらいに受験したいと考えています。

最後に

おじいちゃんになったときに「あの頃は自分の無力さに打ちひしがれて、一生懸命勉強したな」と思えるような日常を送っていると思います。
でも全力疾走しすぎて、失速しないようにすることも重要なので、最近はゲームや飲み会などにも積極的に参加するようになりました!
これからも自由に生きていきましょう!

フグ

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