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熊野古道の旅(第9弾)2日目

んがー。宿の外は雨。
やだなぁ。
そんな中、執筆します。

昨夜泊まった「あんちゃん」。早朝起きたら、ミャアが部屋にw

布団で寝るんかい!畳めないよw
そんなこんなで、もうひと組の北海道からのお客4人組とパンの朝食を頂き、慌しく着替えて午前7:30出発。

滝尻王子。この鳥居、祠の脇からスタート。

「ここからは急な坂道が続きます」とな!
入口の石段は甘い甘い。エグい角度で山を登ります。北海道チームはさっさと見えなくなりました。シニア恐るべし。昨日の筋肉痛も響き、ホンマにゆっくりしか登れません。
15分ほど悪戦苦闘してると声が。4人組が胎内くぐりを楽しんでいました。是非と薦められ挑戦。リュックを下ろし、岩の隙間に潜ると向こう側に抜けられるという自然の仕掛け。

下の写真が出口です。水曜どうでしょう藩士なら「ホワイトスネークカモン」的な奴と言うと分かるかな?
この胎内くぐり同様、大岩が織り成すアクティビティ「乳岩」も岩の隙間を潜って上へ抜けるもの。

ココを過ぎれば過酷な急坂を登ります。数分上がると若干傾斜が緩くなり最初のスタンプポイント、不寝王子。

更に登ります。登ります。登ります。登ります。あんまり過酷で写真は無しw
深い森が開けて小さな展望台。午前8:50。

開始から僅か1.5キロに1時間掛かりました。

この先下り坂。ですが舗装した林道を横切ると再び登り。既に登り坂はお腹いっぱい。途中、北海道チームを抜き先行します。
延々続く登り坂にウンザリした所で家の屋根が見えました。高原の集落。木工工房を横目に坂を下ると、古めかしいお社。高原熊野神社。お参りして数分進むと広々した高原霧の里休憩所。午前9:50。

長閑な山里の風景に癒されて数分。北海道チームが追いつきました。入れ替わるように再出発。コンクリ舗装の登りが地道に変わると再び山の中へ。いかにも古道という石畳も。

突然、山の上の方なのに広い池が現れます。

そこから10分程上がると大門王子。

小さな祠がいい感じです。

暫く登った後は下りが続きます。ただ、下りとはいえ、踏ん張りが必要ですが朝から歩き詰めで少々ハンガーノック気味に。ヤバいなぁと思った時に休憩所を発見。午前11:20。

少し早いですが、あんちゃんお手製のお弁当を頂きました。丁度食べ終わった頃、北海道チームが追い付きましたが通過。20m程先が十丈王子で、広々したベンチがあったんですね。そこで皆さんもランチタイムに。

王子のそばには公衆トイレ。入ってビックリ!綺麗な水洗トイレです。裏を見るとソーラーパネルが。コレで電気が使えてるようでした。
北海道チームが弁当を頬張る間にコチラは出発。コレがエグい登り!それも急斜面にへばり付くような50センチ程の幅。右手は数十mの崖!アワアワ言いながら進みました。

そして峠のてっぺんを通過すると今度は急な下り。そして先ほどとは逆、左手に数十mの崖!再びアワアワ。全く気が抜けません。そして写真を撮る余裕無し!
やっと尾根筋になり、月が三つ見えるという伝説の説明板を過ぎたら、エグい下り!
つづれおりの上に急傾斜。もうやめて!って感じ。折角登った山なのに一気に麓まで下りた深い森の中に大坂本王子。午後1:25。

右上に写る石塔は説明板によれば鎌倉時代の物だとか。それより「坂が急なので大坂と呼んだ」とな。妙に納得。あそこで弁当食って良かった。1時間半も気が抜けないのは辛かった。
ココからはほぼフラット。森の小さな川のせせらぎに沿って緩やかに下ります。そして数分、道の駅中辺路に到着。コーラを買って久々の炭酸で喉を潤しました。10分ほど休憩したら入れ替わりで北海道チーム到着。お先に出発して、10分ほど坂を上がり、熊野古道のアイドル?!牛馬童子に寄り道。午後2:10。

ココからは下り。歩き難い石畳を下りたら展望台。近露の里山が一望出来ます。

久々にヒトの生活の匂いを感じてホッとしました。

綺麗な桜の木の所で車道に合流し、橋を渡ると近露王子。結構大きな石碑です。午後2:30。


近露には結構カフェなどのお店も有ると聞いていましたが、コロナの影響か?閑散としていまして、さっさとスルーしました。再び登り坂。
小中学校の先から地道の森の中のルートに入りますが直ぐ舗装路に合流。ココからは、急な登り坂。意外としんどい。地道の方が、石段や木の根っ子のステップもあり、上がるのも踏ん張れて良いんですが、アスファルトの急坂は暗峠同様遊びもなく辛いだけ!
暫く汗だくで進むと、傾斜がキツイだけに眺めの良い小さな集落へ。

相当標高高そう。
この後は、ほぼ平坦な舗装道を深い杉の森の中を進みます。そんな森の中にひっそりあったのが比曽原王子。

既に晴れてた空もどんよりしてきて、汗をかいた肌を冷やします。って事で先を急いで約15分。継桜王子。コチラは神社もあって存在感有り。午後3:40。


すぐ横の茅葺の茶屋も趣き有りますが、やはりコロナのせいで閑散としています。ココからは数十m先にもスタンプポイント、秀衡桜。

蕾硬し。
さて、ココの集落にはもう一つ名所が。
熊野古道の道から一気に坂を下り、旧国道沿いに野中の清水があります。

真上が継桜王子で、そこから湧いてるそうで、結構な水量。ちべたくは無いですが柔らかな軟水でした。

予想より早く着いたので寄り道した訳ですが、後は宿に入るだけ。この旧国道を進むと有りました。
▪️ゲストハウスmui

ヤギがお出迎えしてくれます。
お客の9割が海外の方たちだそうで、ディナーを頂いたお部屋の壁には世界地図、そこに沢山のピンが打ってありました。

ポラ写真も何十枚も貼ってあって、コロナさえ無ければなぁ。。。今日の泊まりは自分一人でした。さて、ディナー。

奥様お手製の料理がお盆に。さらにチキンと精進揚げも。写真は無いですが、ナメコの味噌汁と抹茶アイスも出ました。満腹。満足。
足腰の筋肉痛は辛いですがw

さぁ問題は明日の天気。

果たして。。。続報を待たれよw

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