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熊野古道・歩き旅【2周目】⑤ 紀伊宮原駅〜御坊駅

熊野古道のルートというのは千年前から有る訳で、流行り廃りは有るものの、21世紀の今迄残っている事が凄い訳です。勿論、当時の道は無くなったエリアも少なく有りませんが。。。
実際歩いてみて感心するのは、その区間。
一日で歩けるのは多分、今も昔もそう変わらないと思います。つまり夜明けから夕暮れまで。当時は各王子社で儀式や賑やかしの行事が有ったでしょうから暫く足が止まります。なので大体25〜30キロが一日の限度でしょう。そうすると、前回、今回歩いている区切りが多分、昔同様だったような気がします。ちゃんとその前後に宿場跡があったりするんですよね。
面白いです。

さて、先週の前回が22キロ程で膝の痛みにより午後3時なのに断念しましたから、今回は、少し無理しても御坊の町まで到達しようと考えていました。30キロ超。その間に峠越え2箇所。しっかり低山登山の装備で臨みましたw

▪️2周目⑤ JR紀伊宮原駅〜JR御坊駅 2021年10月23日(土)晴れ

全く先週と同じ電車で和歌山に向かいます。
地下鉄谷町線では先週と同じ乳母車を押したお婆様が四天王寺前で下車しました。

生駒の山並みの南側辺りから朝日が昇るのも先週と同じ。阪和線の高架で見通し良い場所を考え、長居スタジアム舐めで撮りました。
和歌山駅で先週は「たま電車」に乗り換えましたが今週は登校する中高生が居る紀勢線の新鋭227系。昼間は2両ワンマン運行ですが、朝は南紀方面への車両輸送も兼ねて2+2の4両、車掌も居ます。和歌山から30数分で紀伊宮原駅。午前8:02。

▪️紀伊宮原〜湯浅

駅の北側にはみかん畑の急峻な山並みが東西に伸び、朝日を遮っているので肌寒いスタートです。駅から古道ルートへは東側へ数百m。北へ折れ踏切を渡り、商店街を抜けた交差点の角に出ます。


ガソリンスタンドの向かい、宮原小学校を背に「熊野古道ふれあい広場」が有ります。ベンチ付き東家や水洗トイレが完備されています。蕪坂のキツい峠越えを終えた所なので有難いスポットです。では出発。午前8:10。
目の前の交差点の先、左斜めに向かう細道が古道です。

数分歩き、踏切を渡ると向こうに国道480号線のコンクリート壁が見えます。

有田川沿いの土手上を走る国道へスロープで渡り、横断歩道を渡った所に有るのが天神社。河原へ下りると宮原の渡し場跡です。21世紀の今は、すぐ横の宮原橋を渡って向こう岸へ。

橋の上の狭い歩道で、部活へ登校する中学生の自転車数台とすれ違いました。こんな広い有田川なのに二級河川という表示を見てびっくり。どんな基準なんでしょうね?

川の左岸、南側の河川敷では老人会の皆さんがゲートボールを楽しんでられました。それを横目に、土手上の小道を左折。クルマはスロープを下りますが間違えないように。先の大きな1本の木。ふと向こう岸を見れば、丁度渡し場が真向かいです。向こうの木と対になっています。

42号線沿いのケーズ電器の看板を見ながら進むと道標。土手下へ向かうスロープが古道です。
可愛く並んだ風車たちに、地元の方々の優しさが伝わります。

国道42号線に突き当たったら横断歩道を渡る道へ直進。看板通り中将姫寺こと得生寺がすぐ右手に見えます。さらに一里塚を通過して数分、右手に大きな木々が見えてきます。

糸我稲荷神社です。スタンプ台は左隣の「くまの古道歴史民俗資料館」の玄関に有ります。午前8:35。時間が早かったので今回はスルー。
因みにこの石は熊野行幸した皇族たちがひと休みした証の碑だそう。古道の辻の向かいには古い道標も有ります。では南下。

道は緩やかに登ってきます。目前に次に越える山並みが迫ってきたところで左手に看板が。民家の裏に立つのが、(44)糸我王子。午前8:43。

ココでトレッキングポールを取り出して伸ばしました。いざ!糸我峠。といっても、前回の蕪坂ほど高く無く距離も無いですけどね。みかん畑の中を登る道はコンクリ舗装ですし。
分れ道もちゃんと看板で案内してくれます。

振り返ると川向こうの宮原の街並みや山々も望めます。そうこうしてると目前に竹藪が。いざ!
足元も地道になり、ここから本番か?と思いきや、直ぐに東屋の休憩所。午前9:02。数分休憩。

この先、薮を葛折りで急斜面を登る階段状の道。
気合い入れた途端にゴールw 糸我峠てっぺん。午前9:09。

農道を横切って真っ直ぐが古道。ですが、今回は寄り道します。現在、大辺路を走ってらっしゃるcafe55のご主人:nobbyさんに教えて貰った、糸我王子の本宮へ向かいます。
古道へ向くと看板前を右折。峠の尾根道を西(海側)へ。急な坂を上がり下がりして10分少々。右上に巨大な岩!

コレが御神体のようです。グルッと回り込むように進むと看板が有り、一気に坂を上がりますと、朱色の鳥居がズラリ。(写真は振り返って撮りました)午前9:22。

京都の伏見稲荷より早くに御降臨したそうで、日本最古の稲荷神社だそうですよ。ありがたや。

来た道を戻ります。この日は大阪で木枯らし1号が吹いたそうで、山の尾根沿いの木々が煩く風に騒いでいましたね。
糸我峠のてっぺんには昔、左右一軒ずつ茶屋が有ったそうで、その碑だけが立っています。
ココから一気に山を下ります。ほぼ直滑降!脚に来る来るw

溜め池の工事現場を過ぎると集落の道に。
下り切った辻を右折すると(45)逆川王子。午前9:55。

因みに逆川(さかがわ)というのは、この付近の川の流れに由来する名前。他の川は海へ向かって西に流れるのに、このそばの川だけは東(山側)へ流れているからだとか。
さて神社を出た所に看板が。。。

和歌山3区なんですねぇ。マイク持った写真のポスターってw  忙しくて「それ」用に撮影する余裕無かったんでしょうねぇ。。。
それはさて置き。
ココから湯浅へも一つ峠を越えます。方津戸峠。といっても低い山です。というか丘くらい。
もしかすると広い道路が付けられて、そこを楽々上がれるからで、昔はみかん山の細道をエッコラと登ったからもっと大変だったのかも?
弘法井戸を通過すると峠のてっぺん。

ココで車道は二又に。どっちを下っても同じく湯浅警察署の北側へ着きます。右手の方が細いので先に開かれた道みたいです。傾斜が急なので、緩い傾斜の広い道を後から付けたんでしょう。
問題の古道は?取り敢えず左の広い道を選びます。そしてすぐ、お地蔵様の先に。

いやいやいやw みかん畑の脇の隙間やん!(笑)
でもココが僅かに残された古道区間。数百mだけ、古道雰囲気を味わえます。


湯浅警察署に出たら、暫くは、湯浅の町の北側を流れる山田川沿いに歩きます。生活道路なのでクルマの通りは多いです。

右手にお風呂屋さんを通過した先、北栄橋(ほくえいばし)を渡り、先の県道の広い信号を渡った細い道が古道です。

古い街並みの中を歩いて行くと、左手に「立石茶屋」というスポットが。この店先にスタンプ台が有ります。午前10:27。江戸後期の町屋を使った観光案内所です。前回は夕方に訪れたので既に閉めた後(午後4時閉館)でしたから、今回は中へ。

お雛様や吊るし飾りを使った展示企画が有りました。

最後の写真、ファッションショーみたいやなぁと思ってスタッフさんに声を掛けたら、やはり、ランウェイをイメージして並べたそうですw

しばし、お話ししながら休憩して、トイレを済ませて先へ進みました。

▪️湯浅〜大峠

立石茶屋の前の辻に道標。駅には左折しますが、古道はそのまま真っ直ぐです。

緩い坂を下ったところ、道は緩く右にカーブする所で注意。駐車場の手前、斜め左に入る路地が古道ですよ。

目印は「お食事処 海ひこ」さんの看板
その「海ひこ」の前をスルーして進むと向こうにJRの低いガードが見えて来ます。前回、生しらす丼を頂いたお店「かどや」さんの角を直進、低いガードをくぐります。

この辺、辻つじに道標を付けてくれてるので、それに従い進みますと、小さい坂を上がってお寺の境内になります。

紀伊国屋文左衛門の碑の脇からお墓を見つつ、民家の軒先の道を進むと国道42号線。横断歩道を渡ります。交通量が多いのでご注意!
渡った向かいのスロープを上がります。回り込んだ先に有るのが(46)久米崎王子。午前10:56。

ひっそり碑だけ立ってるので、そそくさと先へ進みます。スロープを下りて国道沿いを百m程南下。
右手に醤油味噌のお店を見ながら一つ目の信号を斜め左へ。

折れてすぐ、右手の川沿いに進む細い道が古道です。ポカポカの中を、ひたすら川沿いに東進、山へ向かって歩きます。この日は風が強く、海から谷へ向かってビュービュー吹いていました。

正面の山に高速道路の高架が見え、手前の山の脇を回り込んだ先、工事現場入口の橋を渡ると、国道42号線に突き当たります。信号を左折してさらに山へ向かって東進です。
前回は朝イチの湯浅駅を出発したので開いてなかった大衆食堂、この日は暖簾が掛かっていました!時計を見たら午前11:20。早いランチにしました。

▪️三智食堂

秋の土用ってご存知ですか?夏だけじゃないんですよ。今、その期間で、丑ではなく辰の日に「た」のつく食べ物を食べると良いと言われています。ズラッと並んだおかずから太刀魚の煮魚を選びました。よく味が沁みていて、美味しかったです。小鉢とご飯中、味噌汁で840円!

お昼12時、地区のサイレンが鳴る中、再び出発です。

丁度店の前を入る細道が古道。頻繁に通過するクルマの隙に渡ります。とは言えすぐに三叉路に突き当たります。ココを左折、再度国道に。横断歩道を渡り、川を渡った所を左折。高速道路の高架をくぐります。

道路工事中なので通行ご注意!
グルッと回り込むように歩き、道標通りに進むとNEXCO西日本の事務所の敷地の脇に(47)津兼(井関)王子の碑がひっそり有ります。12:14。

草ボーボーだし、行きにくいし、スタンプ台も無いので前回はスルーしましたが、今回は全ての王子をチェックしたくて行きました。
インターチェンジの内側なので、小さい暗い通路トンネルをくぐって、元の42号線へ戻ります。

さっき昼飯を食ったばかりですが、この後、紀伊路最大の難所と呼ばれる峠が有るので、向かいのローソンでおにぎりや栄養ゼリーなど購入します。この先、コンビニは無いので、トイレや買物など余裕有っても確実にココで休む事をオススメします。隣にはみかんの直売所も有ります。

再び国道沿いに東進。この際、左側の歩道を歩いて下さい。登りを越えた辺り、左斜めに入る小道が古道だからです。

こういうのを見ると地域の人たちの古道愛を感じますねぇ。昔は宿場だった井関の集落。所々のお宅の前に「元旅籠」の看板が立っています。

大権現のお社を左手に通過した先、広い県道の交差点を渡り橋を渡ります。
正面の道標兼慰霊塔を右折した先に有るのが(48)河瀬(ごのせ)王子。12:41。

看板の奥、木々に囲まれた上に巨大な岩が有ります。正に自然崇拝。自然と有難く手を合わせます。スタンプ台はこの表の右手に有りますのでご注意。

再びトレッキングポールを伸ばしてると地元のおっちゃんに声を掛けられました。「これから山、越えるん?」「はい、御坊の方まで」「おぅ。頑張って」。

この辺りも元宿場。旅籠跡の看板がチラホラあります。緩やかな坂を登りながら谷間を進むと谷の反対側の山の中腹からゴーゴーと音が。実は国道42号線もこの区間が難所でウネウネと山を越えて御坊方面へ向かいます。古道は谷の南側の斜面を行きます。(49)東の馬留王子。12:57。
まだ傾斜は緩やかですが、昔の道は厳しかったんでしょうね。

確かに傾斜は次第にキツくなりますが、基本アスファルトやコンクリート舗装が続くので、そんなに過酷には感じませんでした。結構空が見える区間も長いです。とは言え、中腹以降は鬱蒼として、道の右側も急斜面になるので、ゆっくり登ります。残り700m標識辺りになると足元が石畳(といっても近年整備されたもの)になります。

大峠のお地蔵様に無事登れた事を感謝して、左右に斜面が有る、つまり尾根のてっぺん区間を歩いた先、パッと広がります。大峠とうちゃこ!午後1:49。登頂まで1時間10分。前回よりだいぶ遅くなりましたかー。ポール使ったのに〜。。。

さっきもそうでしたが、山の上に来ると風が強い!木々がザワザワしています。
数軒の茶屋が昔は立ってた広いスペースですが、山の神様が騒めいてる気がして、ゆっくり休憩出来ませんでした(苦笑)。ビビりかいな。

▪️大峠〜高家王子

ココまでの区間、一部荒れていますが、ちゃんと舗装されてるので安心です。が。この先、下りが大変。地道だし狭いし急だし、倒れた木や竹も。

どれだけヤバいか?は、自分が一枚も写真を撮れて無いくらいで御理解くださいw

午後2:11。小峠。十数分下っただけですが、ベンチに座って小休止。というのも、ココからが鬼門!熊野古道最長=500m程有る石畳区間です。風情有ってええやん!って思うでしょ?石畳が傾斜付いて貼り付いてる上に落ち葉が有るって、怖いんですよぉ。足の裏にも膝にも負担になるし。細心の注意を払いながら急坂を下ります。。。

時間的には十数分ですが、結構長く感じます。
で、出てくるのがコレ。

普通の古道沿いのベンチみたいでしょ?
この先暫く、段々畑状に、木製ベンチとかウッドデッキとかが連なった「熊野古道公園」です。古道の路面はコンクリに丸石を敷いて舗装しています。不粋の極み。自治体的には、健康的な身近のリゾートとして整備したんでしょうが、いにしえの道を訪ねたいこっちとしては、残念です。
やるならトコトンまめに綺麗にしてくれたら、まだイイんですが、どう見ても放ったらかし。木が朽ちてる部分も有ります。まぁ世界遺産に認定されるとは夢にも思わなかったんでしょうね。
250キロ歩いた中でも一番嫌いな区間です。

午後2:37、金魚茶屋駐車場着。
峠道クリア!で、一服&トイレ。
ココの麓地域の名産が黒竹という事で、トイレの前にはセルフの販売ボックスで、キーホルダーや杖などが売られています。

さぁ。ココからの谷が長いのよ。。。延々と深い谷間の麓道を海へ向けて徐々に下ります。大峠からソフトバンクの電波は届かないんですわ(苦笑)。

駐車場のすぐ下に金魚茶屋跡。
その先、広い道に出たらすぐ斜め左へ下りる小道が古道です。が、前回(今年二月)からずっと通行止です。

砂防工事が続いていて、工事車両出入りの仮設道が作られている為、本来川の左岸、山の麓を行く古道が両方向で通行止です。そのまま広い車道を下ります。
数分下ると(50)沓掛王子。板塀の小屋の所に小さな看板が有り、振り返った坂を上がった所に緑看板が有ります。

この先、集落沿いに坂を下ってゆくと、新しく整備された県道区間が合流します。で、所々、旧道(本来の古道)が斜めに入って行くポイントが出てきます。

途中、(51)西の馬留王子を午後3:23通過。
ホンマに緑看板が立つだけなので見落とさないように。県道の拡幅工事区間が終わった先、次は道の右側に注意しておいて下さい。道の横を流れる西川を渡る道標が出てきます。

日が傾き、川の右岸は山の影に入るので冷えてきますね。この細道を延々下ります。通る人が少ないんでしょう。壊れたまんまの緑看板が痛々しい(52)内ノ畑王子。午後3:44。

黙々と西陽が指す海の方へ西進します。

やっと突き当たり、左折。向こうにこんもりした森が見えます。ココが次の王子。
橋の手前の建物が。。。トイレw
水洗だし、ベンチも有るので、やっとゆっくり休憩出来ます。

トレイの前を回り込むように行くと神社の正面鳥居です。(53)高家王子。午後4:08。内原王子神社。

▪️高家王子〜御坊駅

トイレ前の橋を渡り県道に出ると、右手に自販機が5台ほどズラッと並びます。ラスト区間用にドリンクを一本買いました。
因みにココでリタイアして帰るなら、目の前の紀勢線のガードをくぐって先を左折し紀伊内原駅が有ります。

ココから先の古道は左折して坂を上がります。
今まで下ってきた谷の左側の山並みを回り込むように進み、山の反対側を東へ進む感じです。山の麓の丘陵地帯の集落の道をひたすら行きます。
写真を見ても日の傾きが分かりますね。

低い山の合間を抜けて向こう側へ下ると、やっと道標が出てきます。手前のお地蔵様の脇に道案内矢印が。ココから先、このタイプの道標が続きますから注意深く見て下さい。
前回自分も数カ所でミスりました。

さてこの辻は斜め右へ。右手の小山の裏をなぞりますと、数分で次の道標が左手の川側に出てます。

住宅の手前の空き地を右へ入ると正面の山の所に小さな小さな祠が。(54)善童子王子。午後4:56。再び道に出て進むと面白い形の木が一本立つY字路。ココは左へ。その先の橋を渡る交差点は正面の小道へ渡ります。突き当たりを右折し、集落の中の道を行くと、広いめの辻に出ます。

ややこしいですが、右手後ろ、坂の上の正面に入る生垣のお宅の横へ入ります。

高い生垣の角を左折、緩い坂を下ると普通の住宅の「裏」です(笑)。間違ってませんよ。

この畦道みたいな盛り土が古道ですってw
で、木の板が架けられた先、右手の空き地の向こう、茂みに囲まれた一角に石碑が見えます。
(55)愛徳山王子。午後5:08。

この石碑が向く正面、南側に竹藪が有りまして。その間の小道を行きます。突き当たりは左へ。
写真は明るく映ってますが、実際はほぼ真っ暗でした。初心者は夕暮れに来ないように(苦笑)。

竹藪を抜けたら、さっきの例の畦道の先に合流するので右折。民家の裏を通過して、坂を下ったら表の道に出ます。

卵の直売所を正面に見て右折。右手の山沿いにぐるっと回り込むように右カーブ。

吉田八幡神社の急な階段を通過した先、左手の橋を渡って真っ直ぐ行くと、安珍清姫伝説でお馴染み道成寺に着きます。スタンプ台が有りますから初めての人は寄り道を。
こっちは夕闇迫る中なので、今回はスルーですw
写真で見ると、カーブミラーの向こうに見えるこんもりした森が道成寺ですね。

吉田八幡神社の山を回り込むように西へ進むと(56)海士(あま)王子。午後5:18。

王子の前で車道は左へカーブしてますが、古道は川沿いの細い道です。JRの線路沿いに西へ真っ直ぐ進みます。

真っ直ぐ行くと踏切が有り、ココを左折して踏切を渡ります。渡った先、高校前の交差点を真っ直ぐ渡って行くのが古道です。

が。今回はココまで。
右に曲がって御坊駅へ向かいました。午後5:25着。


んがー。足の疲れよりも夕闇。時間に阻まれた感じでしたね。
前回も立ち寄った駅前の土産物屋さんで買い物して大阪へ戻りましたー。

取り敢えず、今回歩いた区間が紀伊路で一番地味で過酷だと思います。峠をクリアしたとて、綺麗な景色が望める訳でも無いし。ひたすら歩いて耐えるしか無いw まぁそれも修行ですね。

いよいよ次回からは海沿い区間なので気分は上がります。今度はいつかな?
この後の敵は、交通費と宿代です。

取り敢えず、前回の行程も含めてこちらのマガジンで各記事もご覧ください。

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