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映画みてきたの

数日休みました。

久々に映画を見に行ったり、台所の水道蛇口が壊れて水が止まらなかったり…なんやかんやで、ラジオ学のネタを全く思いつかず(笑)。

さて…映画。

■まずはひと言(ニュースより)

ここ数日、SNSなどで…映画館での観賞マナーについて話題になっています。元は、この暴行ニュース

容疑者の供述によれば…「上映中にスマートフォンをいじり、注意したのにやめなかった」からだとか。暴行はいけませんが、映画の観賞マナーとして上映中のスマホはいけません。
ツイッターの #映画マナー  タグでも色々呟かれていますが…最近、上映中のスマホだけでなく、エンドロールに入った所でガヤガヤ喋り始めたり…という事も議題にされています。
上映前にスクリーンでも観賞マナーについてのVが流れます。
アホに物言うようで嫌ですが…
映画はみんなで見るから面白いので、面白いシーンで笑ったり、怖いシーンで悲鳴上げたり、ハラハラシーンで「おおお」と声を漏らしたり…という「同時共通体験」が醍醐味です。ただ、じっくり「見せる」演出をしたり、わざとシーンとさせて…次のドッキリの前振りにしたり、感動の涙を誘導するところは…他人の邪魔をすべきでは無いと思います。
「お喋りはうるさいけどスマホくらいいいじゃない」という声も有りますが、スマホが何故いけないか?光が出るからです。音が出るからです。
「でもLINEにすぐ返さないと失礼」…なら映画を見ないでください。
暗闇で「現実を忘れる」1時間半~2時間の別空間を楽しめないのなら邪魔です。

今回1日2本見た映画、どちらもさりげない音が魅力の作品でした。

■弱虫ペダル

映画「弱虫ペダル」公式サイト
サイクルロードレースファンにはお馴染みの漫画を原作にした実写作品(8月14日公開済)。アニメオタクの眼鏡少年が入学した高校で、自転車部に入部してメキメキ実力を発揮してゆく…そして部員たちとの繋がりを描いています。
基本、ジャニーズが噛んでるアイドル作品なので…残念ながら、もろ手を挙げて絶賛するクオリティには仕上がっていませんでした。
ただ、スポーツ自転車の魅力や、サイクルロードレースの特徴、レースの模様を丁寧に撮影しているので、特に後半部分は面白く観賞しました。
で「音」ですが…スポーツ自転車独特のチェーンがチャリチャリする音が少しずつ遠くから近づいてくる…とか、メイン集団の中でチャリチャリが重なる雰囲気、うぉりゃあああああああああああああああ!と”もがく”熱感覚がリアルに感じ取れました。家でテレビのスピーカーで聴いてもあの感じは分からないかもな…と思いました。
自転車走行シーンはCG等無しのロケで撮影しているので、若い役者さんたちは、さぞかし大変だったろうなあ…とも思います。その分、汗と鼓動が感じられるので、特にジャニオタの皆さんは、体験した事のない興奮を覚えて、サイクルロードレースファンのすそ野が広がればいいな…と思います。
1つ言わせてもらえるなら…ゴールシーンは1対1じゃなく、集団で雪崩れ込むパターンの方が興奮が倍増したかな~(原作に忠実なら仕方無いですが…)


■アルプススタンドのはしの方 

「アルプススタンドのはしの方」映画公式サイト

こちらは舞台劇原作。それも高校演劇。第63回全国高等学校演劇大会で文部科学大臣賞(最優秀)を受賞した兵庫県立東播磨高校演劇部の作品で、昨年、一般演劇として昨年6月、東京で上演されました。
今回は、その昨年の舞台版と同じ主要キャストが同じ役柄で出演していたりします。
まずは予告編、見てもらいましょうか(笑)。

舞台は甲子園(ぽくは見えないですが(笑))のアルプススタンド。初戦から強豪校と対戦することになった初出場校の生徒たち。吹奏楽部の面々はTVでも映るお馴染みの熱さが有りますが…「端の方」にいる主人公たちは醒めています。ピンクのTシャツの2人は演劇部の3年生。男の子は”元”野球部員。眼鏡で制服…後ろに立ったままの子は、学年トップ(だった)秀才。
でもみんなテンション⤵⤵。
高校野球、甲子園のアルプスという熱さの象徴のシチュエーションで、醒めた主人公たちが繰り広げる”会話劇”です。台詞に野球部員たちの名前も幾つか出てきますが一切グラウンドは映りません(笑)。カメラはスタンドしか映さない!
「こんなの舞台版のまんまじゃん」という声が聞こえそうですが、実際そうらしいです(笑)。舞台版の脚本ほぼそのままだとか。もひとつ言えば…高校演劇は上演時間が60分以内と決められています。映画版のこちらも、上映時間は1時間15分!1800円が勿体無い!…いや、そんな事無いです。
75分という短い時間の中、濃密な展開が繰り広げられ、いつしか拳を握りしめ涙します。高校演劇の全国大会で優勝したのも頷けます。

落語というのは、お客の想像力で成立する演芸ですし、舞台劇というのも、セットが簡素な分、想像力が大事です。その魅力を映像化しても活かしている…というのが正しい表現かも知れません。では映画化した意義は?
映画化によって、視点が増える事です。
視点が増えた事で、映像が演技を手助けし、脚本の伏線やクライマックスへ向けての昇華を”ターボ”のように後押ししています。

中身については、感動して頂きたいので割愛します。
ただ、個人的には”宮下さん”が大好きになりました(笑)。
そして「矢野=========!!!」

※残念ながら新潟県ではイオンシネマ新潟南で、8月20日(木)迄の上映だそうです。是非あと数日のうちにチェックしてください。
あと他の映画館の支配人の皆さんも、是非、回してくださいな。
シネウインドでも世界館でも、西でも、J-MAXさんでも…。
高校野球の季節だからこそ。。。。


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