小さな小瓶

おっ、いい雰囲気の小さい雑貨屋がある



暇だしはいってみるか

入り口付近には見たことのない陶器や民族系の置物がズラっと並んでいる





うわ〜こんなちっさい瓶誰がつかうんだよ笑

心の中で小さくツッコむ




さらに奥に行ってみると
昔から営んでますと言わんばかりの風貌の小さい店主が
鎮座していた





イラッシャイ…


声ちっさw

また心の中で小さくツッコむ




「店も小さくて店主の声も顔も不器用なとこも全部小さいのかよ!でも、嫌いじゃないよ」と

流行りの音楽も交えた高度なツッコミもきめてゆく僕。



ニヤニヤしながら、ふと思う。





何か記念に買っていくか!

何にしようかなぁ〜




僕は最初に気になった小瓶が置いてある場所へと戻る




これ可愛いし値段も……安い!

なんと150円!

値段も小さいのか!?


他の商品も見てみるとどれもワンコイン以下

すげえな!いい雑貨屋さんだ!




僕は小瓶を手に取りレジへ進む

これください!



意気揚々とカウンターへ商品を出すと



明らかに店主の顔が曇っている…



僕何かしたかな?
それとも元々そんな顔だったかな?



財布から小銭を取り出す動作をしてまもなく、




店主がボソッと一言





「お前バカにしただろ」



へっ?




「俺ね、バカにする人大嫌いだよ」




あ、い、、いや、バカにしてませんよ!

段々と顔が引き攣ってしまう



どうしよう、怒ってるし謝っとこう


ごめんなさい…




「いや、もう許さないから 君もみんなと同じ仲良くやってくれや」





すると店主は謎の棒を取り出し僕に向かって振りかざしました




正直ここからの記憶が曖昧なんです。




唯一憶えているのは僕の目の前を
たまに人が通るんです。



そしてみんな口は動いてないけど
何かしら言葉を発して通り過ぎていくんです。








「うわ〜こんなちっさい瓶誰がつかうんだよ笑」

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