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養生する方へ

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疾病を治して健康を手に入れる西洋医学的発想ではなく、健康へ向かう身体や思考になる養生的発想や方法に関わる情報を発信していきます。出典など根拠となるところは示しますが、理解が間違っ…
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2024年1月の記事一覧

休養生について

 休養生は、休息と活動のバランスを意識して生命を養うこと。  休養生で心がけること 〇質の良い睡眠:夜は気を蓄え、血を作る。午前0時までには就寝し、太陽が昇る頃に起きる。 〇入浴・半身浴・足浴:お湯につかることで、冷えやストレスによって生じた体調の乱れを整え、心身を回復に導く。湯舟につかることで、身体を温め、リラックスできる。 〇自然に触れる:五感を喜ばせ、生命力を高めることができる。太陽(陽気)を浴びて「気」を養うとともに、季節の色彩を楽しみ、自然の音に耳を傾け、匂いを感

動養生について

 基本は、古代の「導引吐納」にある。これは、呼吸と身体を動かす動作を同時に行う運動養生法のことである。  動養生の特徴として、自分で努力する必要があり、効果があらわれるのに時間がかかることがある。  身体を積極的に動かすことで、気血をめぐらせ、生理活動や自然治癒力をたかめ、運動器(筋肉・骨・関節・感覚器・神経・脳)の衰えや障害を防ぐことにつながる。  動功・気功の一種(六字訣、五禽儀、易筋経、八段錦が四大動気功)。太極拳は、気功の要素をもつ挙法。  動養生で心掛けるこ

心養生について

養生四要を確認しよう。(これはあとで…)  心養生で心掛けることは、「少私寡欲」「調摂情志」「順応四時」「抑目静耳」とされる。 「少私寡欲」は、私心、嗜好欲をおさえましょう、ということです。神気(精神・意識に関わる気)が破られ乱れるとあります。 「調摂情志」は、健康を損なわず長生きのためには、五志を安定・調和させることが大切とあります。 「順応四時」は、神気を四季の変化に合わせられると、静かな状態に置くことができるとあります。 「抑目静耳」は、目と耳は、神気が外部の