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【17歳 7月のアオハル】

あの当時、R-357なんて無かったから、自宅からTDLまで都内に入ってグルグル回るパターンと、首都高使って着くのは、バイクも同じだった。しかもどちらも渋滞付き
看護婦さん3人と、運転手?と、弟を乗せた白いマークⅡが出ていったあと、暫くしてエンジンかけた。
大井南から首都高に入って、葛西へ。
夕方前でトラックが多くなってきてた。あの当時は怖い物知らずなのかすり抜けるのが面白かった。
トンネルを脱けると、白いマークⅡが見えた。
流行のネオンが光るスピーカーボックスに見覚えがあったが、その横を脱けていった。
そんなにスピードは出してなかったが、すぐにTDL正面に着いたが、蒸し暑い中待つことに・・・ 流石に少し後悔

今では無い夕方から発売されるチケットに間に合うように車組はきた。
何か制限されてるわけでは無いけれど、弟を庇うように看護婦3人は歩いてた。
TDLも今のような鬼混んでる感じでは無かった。
それなりにアトラクションをこなして、エレクトロリカルパレードを見てた。
パレード終盤で周り見たら、A2Kさんしかいない。??
流石に、チョット焦って隣に居たA2Kさんに言うと、落ち着いた雰囲気で大丈夫を連呼して、赤いTシャツの肩を叩いた。
それこそ、今みたいに個人で携帯なんて持ってない時代、はぐれないように注意はしてるつもりだった。が、カノジョは落ち着いてた。はぐれちゃったモノはしょうがないでしょ状態。
パレードが終わって騒がしくなる。
A2Kさんは、僕の左手を繋いではぐれないようにしたが、流石に元カノ以来のやらかい手にドキッとした。
え? 探さないの? と、若干不安げに言ったら
車の場所解ってるし、何とかなるでしょ。 と、今までの女性ように不安になる感じが無かった。
そのまま、シンデレラ城ミステリーツアーに向かった。
席とかで別けられてないけど、ここまで走る道で積極的に繋がれた手といい、腕にしがみつかれたり、端から見たらカッポーだよ? 的な振る舞いにたじろぐ男子校の高校生。
閉園までザコ的なアトラクションを楽しんで、車に向かってるとパークを出たところで遭遇。
なんか、解放されたような感じたこと無い感覚だった。