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煙突は・・・

2歳児がいなくなったという事件。
コレだけ多く報道されると、自分の事を思い出してしまう。

川崎に引っ越してすぐらしい。(というか、3歳児の記憶より、まわりの話だったのを覚えてる。)
弟が産まれて少しした頃、リビングで一人で遊んでいたんだと思う。
弟の昼寝にそのままボケボケ状態の母親。
家の静かさに気づかず熱心に仕事中の僕。(子供は遊ぶのが仕事)
何気に弟の病院へ行ったもんだと思う3歳児。←所詮3歳児
何気に玄関のドアを開けて、エレベータに乗る3歳児。
エレベーターに一人で乗るのは初めてなのに、見よう見まねで背伸びしてした方面のボタンを押す。(最上階で下のボタンしか知らない)
やってきたエレベーターに乗り、1階とかの認識無く途中で降りること無いウチの大人の押す1階のボタンを1階という認識無く押す3歳児。というか、そのボタンしか背伸びしても届かない・・・ この時にこのボタンも押すことが出来なければ、冒険しなかったのに…

エレベーターという機械は、人間の言うことを間違い起こすこと無く忠実に聞く良い機械です。(高校の時にコンピューターは、馬鹿なお前達の言うことをよく聞く更に馬鹿。と教えられます。)
押された1階のボタンの通り3歳児を1階に連れてドアを解き放ち、馬鹿な3歳児は飛び出すと、親と見た景色。
勝手に弟の病院と思った3歳児は、マンション前の通りをテクテク。
マンションが見えているからと安心。そしてテクテク。
たまに振り返ると、白いマンションが見える。安心してテクテク。
200㍍くらい歩くと、そのマンションが見えない。(単純に近くの建物に隠れているだけ)
一気に不安になり、泣き出す3歳児。
そばにいたお婆ちゃんに、声かけられて更にギャン泣き。
「お家は?」
の問いかけにマンション。と答える。
今でこそ、乱立してるがその当時は、住んでるトコだけ。
お婆ちゃんに手を引かれて、嘔吐きながらもマンションを目指す。
マンションに着くと、
「何階?」
と聞かれるが、11階と答えられない10までしか数えられない3歳児、しかもお風呂で湯船に浸かっていないと数えられない3歳児(=フルチン)
だから、パニック=ギャン泣き=困るおばあさん。
エレベーターに案内すると、見たことある物体。
上のボタンを押されると箱に誘われる。
が、中にあるボタンは1〜11までのボタン、自分的には11階のボタンは解っているが通じない。
おばあちゃんに抱っこされるが、上の方の11階には届かず・・・
困ったおばあさん。&通じずに泣く3歳児。
思い出したように『えんとつ えんとつ』
数字の絵本に書かれた絵を思い出した3歳児と煙突?と不思議がるおばあちゃん。
何かを閃いたお婆ちゃんは、11階のボタンを押す

いまでも、思う3歳児の冒険。
昭和の優しい時代だったから、変なコトにならずに帰れたんだろうな・・・
春先に近所の太郎君がマンションそばで迷子になった時も、おばさんに助けられてたな。
あの2歳児も見つかると良いね