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アルメニア🇦🇲エレバン郊外観光Day③④キリスト教国

【旅した日*2024.7/29-8/5】

 1ドラム=0.4円

世界を巡る夫婦旅🌏12カ国目

アルメニアは世界最初のキリスト教国らしい。

そのはじまりを学びます。

郊外観光Day③

ホル・ヴィラップ修道院

アルメニアの信仰が宿る! ホル・ヴィラップ修道院

アルメニアにキリスト教を広めていたグレゴリウス。

当時は異教だった(精霊信仰にて)ため捕まり、地下牢へ幽閉されます。

その地下牢が【ホル・ヴィラップ修道院】

残念ながら雲に隠れてしまったアララト山

ここで、13年間幽閉されていたらしいのですが、その場所に実際に入れます。

90度の階段を登り降りするので結構怖い。

90度の階段
当時はどうだったんだろう?

ほぼ自然光がなく、湿気のある地下牢に13年。

気がおかしくなりそうです。

電気がついてますが、当時はもちろん無し

アクセス

◻️行き方

ホラ・ヴィラップ行きのバスは【Intertown Bus Station】から出ています。

立派な【Yerevan Railway Station】の裏側になるので注意です。

間違って鉄道側でバスを探すと、タクシーのおじちゃんに

『ここにそのバスは来ないよ!タクシー乗りな』って勧誘されます。

道路挟んだ向かい側のこの建物が目印

乗るバスは【467番】 
1人400ドラム(149円)

アルメニアで今まで乗ったバスの中で、飛び抜けてボロ。

旧ソ連の名残って聞きますが、ボロすぎて楽しい。

大きく行き場所も書いてあるから安心
ボロすぎて逆に楽しい

50分ほどゆられると到着です。

降りる場所になると教えてくれます。

降りた場所から【ホラ・ヴィラップ】までは2kmくらいあります。

歩いてたらタクシーのおじちゃんがタダで乗せてくれるって言うので乗せてもらいました。

◻️帰り方

これがとっても重要です!!

ホラ・ヴィラップに到着した際に、運転手さんが帰りの時刻のバスを教えてくれます。

しかし、この時間が1時間もないのです。

往復4km歩いて、見学もしてとなると結構厳しい。

なので、事前に調べた時間帯を参考にしたんですが1時間以上待ってもバスが来ない。

結局タクシーで違うバス停まで行って、そこからエレバンへ帰りました。

なので、バスを降りるときにバスの発車時刻をいくつか聞くのがベスト!です。

予定のバスに乗れなかった私たちは、

【Pokr Vedi】バス停までタクシーで行き、
そこから終点【アルタシャト】で【エレバン行き】に乗りました。

【Yandex map】が使えます。

日本人の方が一緒になったので、いろいろ助けていただきました。

ロシア語も堪能な方で聞けばラジオ講座でコロナ中に学んだとか。

私も少しくらい英語をやっておけばよかった。

ホラヴィラップはバスの時間が読めないので、1日余裕を持って観光をオススメします。


ちなみに、オススメの国民的ジュース【クヴァス】は【Intertown Bus Station】と【Yerevan Railway Station】を繋ぐ地下道入り口にあります。

麦茶に、蜂蜜を入れたようなもの。

なかなか見つけられないですが、安くて美味しいので是非。

郊外観光Day④

エチミアジン

エチミアジン大聖堂

キリスト教世界最古の大聖堂!エチミアジン大聖堂

アルメニア教会の総本山。

ここには最高指導者のカトリコスの住居があります。

残念ながら訪れた時は大聖堂は修繕中。

中に入ることはできませんでした。

エチミアジン大聖堂

宝物庫

【ノアの方舟の破片】と【ロンギヌスの槍】を、見たくて行きました。

1人2000ドラム(750円)キャッシュのみ

服装規定があるようです。

私は半袖+長ズボンで問題無し。

夫は膝が見える半ズボンだったため、膝を隠す布を借りました(無料)

宝物庫までは案内人がいます。

道中、カトリコスの居住地を通るので案内人が必須のようです。(通るのは中庭のみ)

中庭は写真撮影禁止です。

綺麗に整えられた庭にプラムが沢山なってました。

美味しそう。

宝物庫についたら写真解禁。

見たかった【ノアの方舟の破片】

周りが金すぎて一瞬分からなかった
目印の絵

事前に見た目を予習してましたが、横にノアの方舟の絵が飾ってあるのでわかりました。

チャレンツのアーチからアララト山を見た後に来たので、なんだか感動です。

⭐︎チャレンツのアーチについては下記記事に記載

もうひとつのお目当ての【ロンギヌスの槍】

これも事前に見た目を予習しておきました。

想像の槍と全然違ったし、
目安の絵とかなかったので予習しておいてよかった〜。

キリストが死んだことを確認するために使われた槍。

ロンギヌスさんが確認したので、そのままロンギヌスの槍って名前らしいですね。

King Tiridates III and Gregory Illuminator relief

キリスト教広めたグレゴリウスと当時の国王トルダット3世が描かれています。

エチミアジン大聖堂への正門です。

トルダット3世はグレゴリウスを地下牢へ幽閉した張本人。

そしてグレゴリウスを解放し、キリスト教を国教とした人物です。

左 トルダット3世
右 グレゴリウス

アクセス

以上の3つは全て同じ敷地内にあります。

エレバンのバス停は【Central Bus Station】

バス番号【203番】
1人300ドラム(112円)

降車場所は【Vagharshapat Central Bus Station】がエチミアジン大聖堂の前です。

※下記に記載の3つの教会のどこに最初に行くかで降車場所は変わりますが、
聖リプシメ教会かエチミアジン大聖堂の前で降りるのを推奨。

聖リプシメ教会

殉教の伝説が息づく!聖リプシメ教会

美女の聖フリプシメはトルダット3世の求愛を拒否したために殺されてしまいます。

死後何年かして、殺された場所に教会が建てられました。

それがここ【聖プリシメ教会】です。

600年に建てられた聖リプシメ教会
地下には聖フリプシメが、眠っている

この教会が建てられたのが600年くらい。

同時期に建てられたのがジョージア始まりの地【ムツヘタ】にある【ジュワリ修道院】

保存状態なのか、当時の建築術か、聖リプシメ教会の方が凄いことがわかります。

⭐︎ジュワリ修道院については下記記事に記載

アクセス

※エレバンからはエチミアジン大聖堂と同じです。

バス停は【Central Bus Station】
バス番号【203番】

聖ガヤネ教会

信仰と献身の象徴!聖ガヤネ教会

聖ガヤネは聖フリプシメ行動を共にしていた修道女です。

聖フリプシメに振られたトルダット3世は、聖ガヤネにも求愛しますが拒否されてしまいます。

拒否した聖ガヤネも殺されます。

死後何年かして、殺された場所に教会が建てられました。

【聖ガヤネ教会】です。

地下に眠る聖ガヤネ
ロンギヌスの槍を描いた絵

アクセス

※エレバンからはエチミアジン大聖堂と同じです。

バス停は【Central Bus Station】
バス番号【203番】

ショガカト教会

静寂な中に佇む!ショガカト教会

聖フリプシメと、聖ガヤネと行動を共にしていた38名の修道女。

2人が殺された後、同様に殺されてしまいました。

死後何年かして、殺された場所に教会が建てられました。

【Shoghakat Church】です。

アクセス

※エレバンからはエチミアジン大聖堂と同じです。

バス停は【Central Bus Station】
バス番号【203番】

エチミアジンは見所が多いので、1日あるとゆっくり観光ができます。

キリスト教国へ

計40名の修道女を殺したトルダット3世は、その後病に臥したようです。

呪いだろうか。

この王の病を治したのが、キリスト教を広めていたグレゴリウス。

幽閉した張本人が、病を治してもらうために地下牢から出しました。

そして見事、キリスト教はアルメニアの国教になったのです。

世界で最初のキリスト教国の誕生でした。


次回、アルメニアを離れてハンガリーへ移動します。

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