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「どっちも好きなの。」という瞬間の、ざわめく胸のうちについて(3)~故郷・札幌をただ見守る
#札幌discover のハッシュタグを付けて投稿されたなかで、個人的に「なるほど…」と考えさせられたツイートがありました。
札幌の悪口言う人もおかしいしそれを見て東京の悪口言う人もおかしい
— みやわき@北大マルシェ店長 (@marche_mywk) November 2, 2019
悪いのは暑さ対策アサガオだった人たちなのでは?笑
北大にオリンピックきたらすごいなぁ
牛たちテレビに映るかなぁ#札幌dis#札幌discover
(きぬばりさんすごい!) pic.twitter.com/Snq4J6w4ae
この方の言っていることは正しいうえに、最後 牛たちへの思いで ほっこり締めているすばらしさ。
先の(2)で引用した道新さんのハッシュタグ付きツイートも、
リンク先は社説記事になっています。
「札幌で開催して良かったと思ってもらえるよう知恵を絞りたい。」
全文を読んでいただくと分かるのですけど、もちろん道新さんも諸手を挙げてマラソン札幌開催を歓迎していた訳ではないようです(少なくとも、この社説が出た時点では。)
あくまで書かれていることは道新さんの考えであって、#discoverの生みの親である 彼らの考えではありません。
#札幌discover の発起人である古賀さんたちは、タグにからめてオリンピック札幌開催の是非についてはひとことも語っていない。それは、強い意思のもとに。
「札幌で急にオリンピックのマラソン競技を開催することになって困った」ことと、
「札幌がいわれのないdisに遭った。ここでdisり返すのではなく、札幌・北海道・自分のまちの良いところをタグを付けて発信していこう」というムーブメントは
まったく別の話です。
ちらほら指摘が上がってきたので残しておきますが、
— 古賀 詠風 / えいふう (@eifu0402) November 2, 2019
今回の #札幌discover #北海道discover の件は、境界線を引き、対立構造を作り、息苦しい状況を他でもない自分たちの手で作っているという状況や雰囲気、それを意識せずにやってしまうという事実がしんどくて、打開すべく持ちかけたことです。
少なくとも自分は最初から最後まで「オリンピック」という単語は使わないようにしていました。
— 古賀 詠風 / えいふう (@eifu0402) November 2, 2019
ですので、開催に賛成なのか云々や、税収がどうのこうのや、選手ファーストで考えるべきではないか等の投げかけに関しては、このムーブメントの中で僕個人の回答は致しませんので、ご了承ください。
また、「札幌ーそれ以外」が対立構造にはしたくなく、 #札幌discover の他に #北海道discover のタグもねじ込ませてもらいました。最初の投稿にある目的でやっただけなので、「札幌を推して、今住むまちや地元を捨てるのか」的なコメントを仮にされる方がいれば、全て読み直してからきていただけばと。
— 古賀 詠風 / えいふう (@eifu0402) November 2, 2019
もちろん自分も聖人君子ではないので、発言で分断を起こさないかと言われればそんなことは全くないです。メタ認知完全にできたら誰も傷つけずにいられるんでしょうが、そんなことはなく日々「やっちゃったなあ」と苦戦しています。
— 古賀 詠風 / えいふう (@eifu0402) November 2, 2019
でも、何度も言いますが、何かを表に出す前に、「これはいかなる分断を生む可能性があるか?」と問い続けることは忘れずにいたいというただそれだけのことです。https://t.co/rjGIbruBtI
— 古賀 詠風 / えいふう (@eifu0402) November 2, 2019
こういったことを前提とした上で、
私いち個人が思うマラソン競技札幌開催について。
私は賛成でも反対でもなく、札幌の人たちを心配しています。
離れて暮らす親を思うように。
(実際、現在も札幌には親きょうだいが暮らしています)
ハッシュタグとは関係なく、いろいろな方たちがマラソン開催について
「困るよ」
「どうなるの?」
不安や困惑の声をあげているツイートを目にしていました。
市民の生活に影響がない訳はなく
その日を迎えてみなければ分からない
願わくは
何年も経たときに、札幌のまちの人たちをはじめ みんなが
「あの夏、北海道でオリンピックのマラソンが行われてね。
ビールを飲みながら応援したなぁ」
そんな風に、懐かしく思い出せるといいのですけど。
音もなく
砂時計から砂がこぼれ落ちるように
時は刻々とすぎていきます。
この文章を書いている12月20日までにも、マラソン開催について急ピッチで準備が進められているようです。
【悲報??朗報??】
— JagaJaga | 北大生応援メディア (@JagaJagaHU) December 19, 2019
2020東京五輪マラソンが北大を3回も貫く…!?!?https://t.co/KDIKBhUgfz
【朗報】ビアガーデン開催🍻
— 北乃カムイ 北海道情報【公式】 (@kamuikitano) December 19, 2019
五輪マラソンは「さっぽろ夏まつり」と共存開催へ(日刊スポーツ) https://t.co/cNoo5LtBV6#北海道discover dis
「世界に北大を知ってもらう機会だ」。来夏の五輪マラソンで選手が3回駆け抜ける北大では、来年6月の大学祭のテーマが「#北大discover」になるそうです。#札幌discoverhttps://t.co/NHVAOogtj4
— 北海道新聞 (@doshinweb) December 20, 2019
私は #札幌discover のタグをつけて写真投稿はしていません。
理由は、ふたつ。
ひとつは、自分のスマホアルバムに「これこそ、自分にとってのホームタウン札幌」と思う写真が1枚もなかったから。
もうひとつの理由は、ムーブメントの「きっかけ」であるdisに始まりこれからやってくるオリンピックのできごとを
私自身が「わがまちのできごと」として迎えるわけではないからです。
だからといって逆に、このタイミングでは#道南discover、#函館discover の投稿をするきもちにもなれなかった。
札幌を思いながら函館の写真をあげる
それは、どちらに対しても不誠実だと思ったから。
ただ、後に。
私は ある思いを胸に
「#函館discover」「#道南discover」「#北海道discover」のハッシュタグをつけた写真を
投稿することになります。
写真撮影地:函館市 JR函館駅前
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