はじめましてnote
そうだnoteを始めようと思ってnoteを開設したのは確かに6月だったのに、
初めてnoteに投稿する人たちの、なんでnoteを始めたかについてのちゃんとした文章の数々に圧倒されて、投稿をためらっていたらもう7月になってた。
暑い。地面に溶けこみそうに暑い。
小学生の頃の夏も暑かったけど、今みたいに日中外を出歩くのが危険なほどではなかったよな~とここ数年毎年思っている。
気づけば社会人も2年目で、
1年前よりかは色々慣れてきたけど、このまま今の会社でずっと働き続けるのか、って言われたらなんか違う。
でもかといって今すぐ転職しようって感じでもない。なんかこのまま、仕事と生活を淡々と繰り返す日々でいいのか自信がない。
みたいなことをぐるぐる考えてて、
考えてばっかりいてもしょうがないから、とりあえず自分が好きなことを何かはじめてみよう、と思ってずっと気になっていたnoteを開設した。
数年前からどうしたんだ、ってくらい本を読むようになって、
特にエッセイを読むことが多いのだけれど、色んな本を読んでいくうちに文章を書く人はみんな「日常のプロ」なんだということに気づいて。
この前も古賀及子さんという作家さんの「ちょっと踊ったりすぐにかけだす」っていう本を読んでて、
"娘はエアコンの効いた部屋で毛布にくるまって漫画を読んでいる。娘の生は祝福されている"(私の覚えている限りの引用)
っていう文章を読んだ時になんかもう雷に打たれたみたいになって。
うわ~わかる、夏のエアコンきいてる部屋がちょっと寒くて毛布にくるまるのって最高だよね、と
その暑い夏に冷えた部屋で毛布にくるまって漫画を読むことを、生の祝福だととらえる感性!そしてその日常の1場面をこんなにも心揺さぶるワンシーンとして切り取るその視点!
と1人でくぅぅ~とこらえきれない感動を味わった。
そんな風に、日常の、意識していなければそのまま流れていってしまうような幸せな瞬間を、キャッチして、丁寧に文章ですくいあげる作家さんのことが大好きで、
私もそんな風に、愛おしい目で眺めて、丁寧にすくいあげる日常を書いてみたいと思って、今回noteをはじめることにした。
今私はまっきーのfallの一節、
"昨日と今日が知らずに
入れ替わってたとしても
気づけないような日々を
歴史と呼べず悩んでた"
を口ずさみながら、noteに初めて投稿するこの文章をエアコンの効いた部屋で毛布にくるまりながら書いていて、漫画こそ読んでいないけれど私の生も祝福されている、と思う。
昨日と今日が知らずに入れ替わってたとしても、気付ける日々にこれから自分でしていけますように。