風の強い日

台風一過で空は晴れ渡っているけど、昨日の名残のように風はものすごく強い。勤め先の付近はさらなりで、いつもの数倍強いビル風に煽られながらなんとか屋根の下に滑り込んだ。風の強い日は困る。晴れていたらますます困る。

4月頃から毎日日傘をさしている。紫外線が怖いからだ。ものすごく日焼けしやすい体質かつ地がそんなに白くないので、いわゆる「普通肌」と呼ばれる今の肌トーンを維持するのにも相当紫外線対策に気を遣わないといけないのだ。春の頃から毎日日中は日傘と共に過ごし、海や山には絶対行かないし(日焼けがどうこう以前に行かないんだけど…)通年日焼け止めを塗っている。ビタミンCのサプリも大量に飲む。けっこう涙ぐましいと自分でも思う。

そうまでして普通程度の肌色でいたいのに何か理由がつけられたらカッコいいなと思うのだけど、別にこれといった理由はない。強いて言えば美意識という名の無い物ねだりか。日焼けしづらい欧米の人たちは日焼けしたがるし、日焼けしやすいアジアの人たちは白肌を尊ぶ。日焼けしやすいから、日焼けしていない白い肌に憧れる、ただそれだけだ。

で、紫外線から逃れる最大の手段である日傘が風の強い日はさせない。そんな日に晴れられるととても困る。日焼けしたくないなあ、と思いながら俯き加減で歩くと今度は首の裏が焼ける。日焼け止めって何か効果あんのかな、もはや半ばキレ気味である。

早く寒くなって、紫外線を気にしないで歩けるようになってほしい。ここ数ヶ月いつもそう思っている。

#日記 #コラム

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