笛地静恵

ようこそいらっしゃいました。笛地静恵(ふえちしずえ)と申します。 1955年生。男性。…

笛地静恵

ようこそいらっしゃいました。笛地静恵(ふえちしずえ)と申します。 1955年生。男性。小説、短歌、俳句、言葉遊びなどをたしなみます。

記事一覧

全米が炊いたご飯384【川柳6句】

父の日のだれの息子かガンダルフ 父の日の目線合わさぬ家族ども 父の日やカンパネㇽラの父の声 父たちの夢を埋めて池袋 * 急の雨そして田畑を雹の打ち 若竹の節を数…

笛地静恵
20時間前
10

全米が炊いたご飯383【川柳6句】

金持ちが飽きれば消える地区に住み ハワ~イ、ジャパニーズ? 怪獣を結果論とし悪魔でも 精製したAIを飲み干した 煎茶を喫すブローニュの森に 真夏日をこもりっきりの…

笛地静恵
1日前
13

全米が炊いたご飯382【川柳6句】

都知事選 赤いキツネと緑のタヌキ カオナシのブラリと途中下車の旅 金蠅の金粉ショーの燦然と 初恋のブルーシートと一反木綿 カミナリさまはハッカーのヘソをコレクシ…

笛地静恵
2日前
10

全米が炊いたご飯381【川柳6句】

満員電車から紫陽花の駅へ 紫陽花の迷宮都市を探偵は * 水羊羹少し掬う木の匙 洋館の水羊羹の犯行ぞ * 怪談のあとに隠れる夏布団 蹴飛ばして夜明けに探す夏布団 …

笛地静恵
2日前
12

全米が炊いたご飯380【川柳6句】

ホルモンの脂の透けるお品書き 手に煙草グラス傾け呷るのみ 内臓を一味の飾るまっかっ赤 能弁の明日の競馬を予測する 新小岩よりも小岩が好きになり 今晩の予定はある…

笛地静恵
3日前
10

全米が炊いたご飯379【川柳6句】

自分ちのカレーこわごわチョコレート 鳴いててもイイね消されるほととぎす * ちょうちょうと抜きつ抜かれつバタフライ 下請けの課長得意の平泳ぎ * 人気ゆえ口を出…

笛地静恵
4日前
14

全米が炊いたご飯378【川柳6句】

プレバトさん川柳コーナーいかがすか ヒップホップ禁止令なんでだようよう 半分が夫婦別性近未来 弾薬庫空の金融政策か 左手の薬指見るサウロンよ ポテサラや褪せた暖…

笛地静恵
4日前
8

全米が炊いたご飯377【川柳6句】

ささやかなサステナブルのてまえどり 二つ目のつるべ落としの高座から 地平線ケンタウロスの奔るべし バンジーの首しがみつき背後霊 心臓のマッサージ受けアスランは …

笛地静恵
4日前
10

全米が炊いたご飯376【川柳6句】

つばめの巣がいつもの位置の商店街 マンゴーを二つに割って水曜日 前向きに後ろを向くぞかたつむり 書き殴った原稿用紙に殴り返された 内臓の脂肪保険にご重量 サトイ…

笛地静恵
5日前
11

全米が炊いたご飯375【川柳6句】

蟹食うに澁澤龍彦遠かりき とうに俺様の知能を越えてAI様 じいさんのつむじまがりよスムージー ローソンの盛りを過ぎて多過ぎて 谷底へ滑り落ちてく化石カー 百均の傘…

笛地静恵
6日前
12

全米が炊いたご飯374【川柳6句】

芦原の歌声靡く河口へと 外来の生物温む水路かな 角材の農家の壁に干乾びる 若者らゲームに集い三里塚 闘争の歴史語らぬ石の塚 遅すぎたアジアのハブの辺境へ #川柳

笛地静恵
6日前
12

全米が炊いたご飯373【川柳6句】

首絞めるコスプレだよなネクタイは グリーングリーングリーングラスデンティスト 月曜の朝の夫婦の口げんか * ええ、なにも、なかつたのかよ呪物展 霊障の例証として…

笛地静恵
7日前
11

全米が炊いたご飯372【川柳6句】

いきつけのニラレバ炒め定食を スプーンをコップの水へ定食屋 すみっこのブラウン管に不倫スター 十年を同じポスター笑いかけ おじさんの競馬新聞赤丸を 朝顔も打ち水…

笛地静恵
8日前
12

全米が炊いたご飯371【川柳6句】

蝙蝠に巻かれて泣いた帰り道 あの子とはたそがれにしか遊べない * 老人を連れた犬が散歩している 恍惚の燃え上がる白旗がある * 口に入れたものだけからオレがある…

笛地静恵
9日前
16

全米が炊いたご飯370【川柳6句】

冷え冷えとクールジャパンのガス値上げ ボクシングの午後への前奏曲 印象『日の出町』マネかもしれぬ ダム湖に沈んだ寺の鐘の音 孤島より潜りの医者のシュノーケル 酒…

笛地静恵
10日前
14

全米が炊いたご飯369【川柳6句】

鋼鉄の量産をする短夜や 燃料の化石購い鶴を焚く * 孤独死の百年目です文庫本 罠を据え後継者なし鰻漁 * うる星やつらつきあわす友がいる くらくらとクラフトビー…

笛地静恵
10日前
14
全米が炊いたご飯384【川柳6句】

全米が炊いたご飯384【川柳6句】

父の日のだれの息子かガンダルフ

父の日の目線合わさぬ家族ども

父の日やカンパネㇽラの父の声

父たちの夢を埋めて池袋



急の雨そして田畑を雹の打ち

若竹の節を数えて釣り竿に
#川柳 #senryu ♯オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯383【川柳6句】

全米が炊いたご飯383【川柳6句】

金持ちが飽きれば消える地区に住み

ハワ~イ、ジャパニーズ?

怪獣を結果論とし悪魔でも

精製したAIを飲み干した

煎茶を喫すブローニュの森に

真夏日をこもりっきりの雪女
#川柳 #senryu ♯オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯382【川柳6句】

全米が炊いたご飯382【川柳6句】

都知事選 赤いキツネと緑のタヌキ

カオナシのブラリと途中下車の旅

金蠅の金粉ショーの燦然と

初恋のブルーシートと一反木綿

カミナリさまはハッカーのヘソをコレクション

帰らざるアンパンマンの東より
#川柳 #senryu ♯オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯381【川柳6句】

全米が炊いたご飯381【川柳6句】

満員電車から紫陽花の駅へ

紫陽花の迷宮都市を探偵は



水羊羹少し掬う木の匙

洋館の水羊羹の犯行ぞ



怪談のあとに隠れる夏布団

蹴飛ばして夜明けに探す夏布団
#川柳   #senryu ♯オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯380【川柳6句】

全米が炊いたご飯380【川柳6句】

ホルモンの脂の透けるお品書き

手に煙草グラス傾け呷るのみ

内臓を一味の飾るまっかっ赤

能弁の明日の競馬を予測する

新小岩よりも小岩が好きになり

今晩の予定はあるのハスキーに
#川柳   #senryu ♯オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯379【川柳6句】

全米が炊いたご飯379【川柳6句】

自分ちのカレーこわごわチョコレート

鳴いててもイイね消されるほととぎす



ちょうちょうと抜きつ抜かれつバタフライ

下請けの課長得意の平泳ぎ



人気ゆえ口を出せない生卵

道にたおれて先輩の名前を呼んだことはあります穂高
#川柳   #senryu ♯オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯378【川柳6句】

全米が炊いたご飯378【川柳6句】

プレバトさん川柳コーナーいかがすか

ヒップホップ禁止令なんでだようよう

半分が夫婦別性近未来

弾薬庫空の金融政策か

左手の薬指見るサウロンよ

ポテサラや褪せた暖簾をまた潜る
#川柳   #senryu ♯オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯377【川柳6句】

全米が炊いたご飯377【川柳6句】

ささやかなサステナブルのてまえどり

二つ目のつるべ落としの高座から

地平線ケンタウロスの奔るべし

バンジーの首しがみつき背後霊

心臓のマッサージ受けアスランは

大関の抒情を愛すコップ酒
#川柳   #senryu #オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯376【川柳6句】

全米が炊いたご飯376【川柳6句】

つばめの巣がいつもの位置の商店街

マンゴーを二つに割って水曜日

前向きに後ろを向くぞかたつむり

書き殴った原稿用紙に殴り返された

内臓の脂肪保険にご重量

サトイモが新作を発表した
#川柳 #senryu #オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯375【川柳6句】

全米が炊いたご飯375【川柳6句】

蟹食うに澁澤龍彦遠かりき

とうに俺様の知能を越えてAI様

じいさんのつむじまがりよスムージー

ローソンの盛りを過ぎて多過ぎて

谷底へ滑り落ちてく化石カー

百均の傘の死体の累々と
#川柳 #senryu #オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯374【川柳6句】

全米が炊いたご飯374【川柳6句】

芦原の歌声靡く河口へと

外来の生物温む水路かな

角材の農家の壁に干乾びる

若者らゲームに集い三里塚

闘争の歴史語らぬ石の塚

遅すぎたアジアのハブの辺境へ
#川柳   #senryu #オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯373【川柳6句】

全米が炊いたご飯373【川柳6句】

首絞めるコスプレだよなネクタイは

グリーングリーングリーングラスデンティスト

月曜の朝の夫婦の口げんか



ええ、なにも、なかつたのかよ呪物展

霊障の例証として冷え性か

「口が裂けても言えない」口裂け女・談
#川柳   #senryu #オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯372【川柳6句】

全米が炊いたご飯372【川柳6句】

いきつけのニラレバ炒め定食を

スプーンをコップの水へ定食屋

すみっこのブラウン管に不倫スター

十年を同じポスター笑いかけ

おじさんの競馬新聞赤丸を

朝顔も打ち水をやりおばあちゃん
#川柳   #senryu ♯オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯371【川柳6句】

全米が炊いたご飯371【川柳6句】

蝙蝠に巻かれて泣いた帰り道

あの子とはたそがれにしか遊べない



老人を連れた犬が散歩している

恍惚の燃え上がる白旗がある



口に入れたものだけからオレがある

背中から暮れていく空のなつかしさ
#川柳   #senryu ♯オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯370【川柳6句】

全米が炊いたご飯370【川柳6句】

冷え冷えとクールジャパンのガス値上げ

ボクシングの午後への前奏曲

印象『日の出町』マネかもしれぬ

ダム湖に沈んだ寺の鐘の音

孤島より潜りの医者のシュノーケル

酒は涙かため池か心のウサギの捨て処
#川柳   #senryu    ♯オートマティスム川柳

全米が炊いたご飯369【川柳6句】

全米が炊いたご飯369【川柳6句】

鋼鉄の量産をする短夜や

燃料の化石購い鶴を焚く



孤独死の百年目です文庫本

罠を据え後継者なし鰻漁



うる星やつらつきあわす友がいる

くらくらとクラフトビール飲み歩き
#川柳   #senryu #オートマティスム川柳