「Liar」という曲

written by 大江友海

アルバムの中でいちばんヘンテコな曲です。
これは翔くんのフレーズにわたしが歌詞をつけていったもの。
他の人が聴いてどうだかはわからないけど、ある意味、これがいちばん赤須翔「らしい」曲とわたしは思っています。
とらえどころのない天邪鬼。笑

翔くんは、歌詞にしたいイメージは特にない、良ければ何でもいい良ければ、と、かなりの上から目線だったので、まあいいかと自由に書くことにしました。
不思議なやつきたなあ、と思いながら聴いた印象で景色を描きました。

書いたときの気持ちはなぜか全く覚えてないんだけど、思考停止の歌だよと翔くんに説明した記憶があります。
毎度のことながら出来たのを見せても特に何の反応もなく、その詞でいくことに。

メロディや詞を二人で歌いながら微調整して（ここ大事な工程。実際に二人で歌ってみて決めるのです）まとめていきます。
全体像できたのかな、くらいにぼんやりしたまま録音当日。
レコーディングしながら最終的な形を作っていったような気がします。ラフミックス聴いて、はじめて、ああこんな曲になったのか、とわかった。

曲の最後は「本当の事を本当は知ってる」ってフレーズを延々と繰り返すんだけれど
本当は知ってる真実を見ないフリしているだけなのか？
はたまた知らないのに知っているっていってるだけのハッタリなのか？
ねえみなさん、そのへん、どうなの？
っていうわたしなりの問い掛け。