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#0003 「ライターズ・ブロックと共に住まう」 第3回

ライターズ・ブロックと共に住まう

(第3回)

途切れがちなる、


言の葉の 途切れがちなる、口下手の
微風(そよかぜ)めいた 書き言葉ぞかし。

 どうも、於兎沢です。
 なんとなしに書き言葉を“口下手の微風”に喩えてみたところ、つづく記事が一から書き直しになりました。どーゆーことなの。

 詩歌と散文で、私の場合は筆を執る心構えが変わって来ます。
 先日、友人からお題を三ついただいたときには、三題噺代わりに一句、詩歌がさらりと詠めたりしました。この差は一体。

 散文のとき、先日書いたとおり、書けないほどハードルを上げてしまう癖が出てしまいます。過去の、あるいは今もつづく“呪い”ですね。
 この“呪い”の根源は、いろいろに分析できるのですが――まぁ、さて措きます。←
 楽しく書きつづけるには、というところでそこの分析は必須とは思いますが……個人的過ぎて、ここで書くことかどうか微妙かも知れないな、と。

距離を置けること。


 ところで、私にとって、現実と距離を置くことが散文を書くうえでは必要なようです。
 どういうことかと申しますと、先に述べたような“呪い”を回避すべく、あるいは読み手さんの側にエゲツなくなり過ぎないように、ファンタジー要素を採り入れたい、そう思っております。

 私にとっての当たり前が、ふつうの人にとってあまりに非日常であったことも含めて、そのほうが都合がよろしい。
 かえってそのほうが現実を現実として描けるから。リアリティのためのファンタジー。不思議なようですが、そういうもののようです。

 あとは、単純にファンタジー作品が好きなのですね。
 近代の作品なども同じくらいに好きなのですが、そのまま模倣しても自分の表現にはならないように思われました。
 楽しく書くために、そういう工夫はしてみようと思い、そこで世界観を捏ね回しつづけて、どうやら上手く行かないぞ、となっている。

 インプットが足りないかどうかは、先日書いたとおり、たぶん読んで来た文量そのものは幾分足りているかな、と。
 ただ、それを活かせるスキルがまだ不充分であるのはたしかです。

楽しくて、短い小品。


 楽しくて短いファンタジー作品、となるとどうでしょうか。
 だいたい長編ばかり読んで来ました。
 そのため、短編ファンタジーについてはインプットも足りておりません。
 シーンやエピソードを切り出す、そういう工夫で長編からも得られる知恵はありそうです。

 どう切り出すか――そういうところを今後意識してみたらどうだろう、と考えた次第です。今さら、と言えば今さらな気づきですね。

 あと、ちょうどとある企画に参加しておりまして、これが創作短編(正確には掌編)をいろんな人が書くものになってます。
 短くてもそこに表せるものがある、という勉強にもなりそうです。
(ただ、こちらは一定の設定が与えられていて、ファンタジー要素は入れづらいかも知れません。)

 短くまとまった短編ファンタジーを読み込むこと、それから、設定を掘り下げて行くこと、書き分けの練習、人物を魅力的にすること、などなど課題は山盛りですね。

 これまでの記事を読んでくださった方々には、こいつ散文はてんで素人同然だな、と理解していただけるかも知れません。
 公開済みで完成作品が無いわけではないのですが……納得の行くものは一つもありません。
 このままでよしとは思えないので、書きたい。
 そして、できれば楽しんで書きたい。
 読んでも楽しい作品になればいいな、とも思います。
 ……また、ハードル上げてるのかなぁ?

まとめ

  1. 詩歌と散文とで違う原因に過去がある。

  2. 過去の“呪い”を回避すべく、ファンタジー要素を採り入れたい。

  3. 短編ファンタジーの読み込みは足りない。長編からシーンやエピソードを切り出す工夫や、そのほか練習できるところはいろいろある

 練習の仕方にアレコレ工夫しないとですね。
 ブランクが空いた分を埋め尽くしてやりたいものです。

 それでは、今回はここまで。
 お読みくださった方々、ありがとう御座います( ..)" ペコリ

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