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花が咲き始める。

9歳から津軽笛を吹き続けて来た僕ですが、何度も言ってるけど、この笛に僕の人生は助けられてきました。
いろんなところへ行けているのはもちろんの事、妻も含め沢山の出会い、内面と向き合うことで演奏が変わる、自分の成長の傍には笛がいつもあり、ほんとおかげで幸せな人生を歩ませてもらっていると感謝しております。
でも僕だけがいい思いをするのは勿体無い。
だから1人でも多くの方と共にこの素晴らしさを共有したくて地元から笛普及活動を初めて今は海外まで笛を広める活動をするようになりました。
それによって地域の祭りをはじめとした文化コミュニティが存続していけたらと考えたのです。

全国に笛吹きを増やす為にはじめた全日本横笛コンクール

全国に笛吹きを増やすためにはまず核になる「地域の笛のヒーロー」が全国各地にいるのがいいという結論に至り、全日本横笛コンクールを始めました。その狙いは想定以上に現れ、上位入賞者を地域で応援する流れが出てきました。
そしてその周りに笛のコミュニティが生まれて笛の伝道師が全国に誕生していきました。

そしてコンクールと並行して僕自身もう一つの動きをして行きました。

新たな核となる笛吹きの育成

笛吹きの育成に全国行脚をするようになりました。
僕の人生にとっては壮大な種まきのスタート。
この活動を始めた当初は、アーティストは自分を表現してナンボなんじゃないの? もっと自分がいい演奏をする事に集中した方がいいのでは?と苦言を言われたりもしましたが、信念は揺らぐことなく、つなげてもらった笛という財産を次の世代に継いでいくことをしたい!という気持ちで指導へもチカラを注いでいきました。
若手に教えることもありましたが、上達が早く、人となりと演奏力が釣り合わないのを危惧して礼儀とか笛との向き合い方とかに厳しすぎることもあり、自分の若手の考えへの柔軟性の無さから空回りもして、ほんと落ち込んだ時期もあったけど、大人の生徒のみなさんに励ましてもらいながらなんとかここまでやってこれました。
その大人の生徒達がこの春、随分各所で活躍している。

自主公演をやったり、ユニットを作ったり、自分で生徒を持って指導を始めたり、CDを今年出す人が出てきたり。

自分が10年ほど前から思い描いてきた、全国各地に笛の魅力を伝える核となる人物が出てきてくれている。

それもアラフォー、アラフィフの自分の教え子から。

これからもっともっと横笛の魅力に気が付き全国、いや世界へ日本の横笛が広がって行く絵が僕には見えます。

信ずれば通ずる。

これからも笛を愛する皆さんと笛の魅力を世界に広める夢を実現させていこうと思う。

#津軽笛
#篠笛
#横笛





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