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「未来はわからない」と認めること。

「一度メンタルを壊すと一生元には戻れない」みたいな表現、よく見かけるし、「だからメンタルを壊さないように無理するな」っていう注意喚起なのはわかるけど、これはこれで「呪い」な気がして嫌になっちゃうな。
未来のことは断言できないんだからさ、あんまり決めつけた言い方しない方がいいと思うな。

「過去に囚われるな、未来を見据えろ」みたいな言葉はもてはやされるけど、僕は「過去にも未来にも囚われるな」がいいと思うな。
今を見ないで未来のことばっかり見ている人って結構いるけど、「未来のことはわからない!」ってちゃんと認める方がいいように思う。

新人のころに「キャリアプラン」を立てさせられたり、学生のときに人生の計画を考えろと言われたりして、言語化してしまった「未来」はときに自分を縛る呪いになったりすることもある。

でも、考えてみたらさ、あの頃、世の中のことなんてなーんにも知らなかったんだよね。
今の僕に見えているものと、あの頃に見えていたものは全然ちがう。
だから、未来のことなんて、決められるわけがなかったんだ。
それは今だってそう。10年後のことを想像しようとしたって、きっと10年後の僕には、今の僕には見えないものが見えているはずだから。

未来はわからない、と認めることは、可能性を制限してしまわない、ということ。

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