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個人の

先日、大学時代からお世話になっている先生のOB会があった。先生のゼミを卒業した人や現役の学生が集まり、近況や最近の動きを報告する。さまざまな経歴や活動をされている方々がいらっしゃるのでとても刺激を受ける。
毎年、先生がその時に考えていることや感じていることを話してくれるのだが、その時間がとても学びがある。今年もさまざまなキーワードが出てきたのだが、最も印象的だったのは「個人」というキーワードだった。

個人の

先生の注目していることとして、「みんとしょ」「八戸市立美術館」「八戸ブックセンター」などががあげられた。どれも行ったことがないので、行きたい。
話を聞いていると、「みんとしょ」は一箱本棚オーナー制度という個人がみえる環境づくりそれぞれが違った風に表現している様子がみえる場所であることが注目すべきところなのだと想像している。先生は「控えめな自己表現の場」と表現していた。
「八戸市立美術館」はジャイアントルームの魅力もそうだが、館内を案内してくれる面白い人の存在や、一人一人が好きに過ごせる空間ができていることに注目されていた。
「八戸ブックセンター」は自治体が運営する書店ということだったが、「市民が本を買って所有することがまちの価値になる」という視点を自治体・首長がもっているということがとても大切だと感じた。

個人について考えること

個人というキーワードには個人的に感じるところがある。淡路島という地域の中で個人と組織が両方が盛り上がって。一方では大きな資本が投入され、規模の大きな施設や動きがうまれている。そこにはたくさんの人が訪れる。その一方で個人がお店や場所や機会をつくっている。地域に住んでいると両方の動きがモリモリと生まれてきている感覚がある。
どちらが正しいかということは重要ではないと思っていて、10年、20 年、50年後に地域にどんな影響を与えているかが大切なのだと思う。それは継続しなければいけないということではなくて、いい影響が持続しているか、ということなのだと思う。
私が個人としてできることは少しだと思うけれど、自分が住んで暮らしている地域のことを考え続ける個人でありたいと思う。


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