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2024年6月21日の日記

今日は文字通り家から一歩も出なかった。ゴミ出しのために1階のゴミ捨て場まで行くとか、洗濯物を干しに屋上まで行くとか、そういうこともしていない。我が家の扉は24時間開かずの扉。おかげで心が満たされているので、正真正銘、僕はインドア派なんだと思う。

7時40分に起きたので、『虎に翼』までの間にサクッと朝ごはんをつくってしまおうと、パスタを茹でて、炒めたにんじんとしめじにバター醤油で味付け。『虎に翼』は隔週でレビュー記事を書いていて、今日がその日。なので、見終わったら、ざざざっとレビューを書いて、正午までに編集に送る。

寅ちゃんのことを「傲慢」と言う向きが多くて、そういうインターネットの声を見ながら、自分に何かできるかもしれないと、一筋の光を信じて他の人がやっていないことをやる人に石を投げる人間になりたくはないな、と思うなどした。僕の人生のテーマソングは、中島みゆきの『ファイト!』。

闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう

中島みゆき『ファイト!』

この歌を聴いて、笑う側にまわりたいと思う人間なんていないと思うけど、人生の難しいところは、意図せず自分が笑う側にまわっていることがあるところ。だから、常に闘っていたい。自分が何かに闘っていれば、人のことを笑う余裕なんてないと思うから。

午後からもひたすら原稿書き。コラムを1本書いて、インタビュー記事を1本書いた。

1食あたりのお米の量を減らしているからか、すぐお腹が空いてしまい、今日は結局3食つくってしまった。自分のためだけに3食も料理をつくるのは、ほとほと面倒。調理〜片づけまで含めると、1食につき30〜40分は台所に立っているわけで。特に料理に喜びを感じるタイプでない僕からすると、その時間がもったいない。ゼリーとかフルーツとか、そこまで罪悪感のない間食を常備して、お腹が空いたらそれを食べて、1食分をしのいだほうがいいな〜と今後の対策をぼんやり考える。

夜はお風呂で『アンメット』の10話を観る。ミヤビと三瓶先生を見るたびに「この二人、本当に付き合ってるんだよな…」と脳裏にちらついてしまうので、ドラマ放送中の熱愛スクープは罪深い。女性セブンには猛省を促したいところ。

7月に両親と姉夫婦で天橋立に一泊するんだけど、せっかくならその前後でどこか自分ひとりで旅行に行こうかなと企てる。どうせなら自然の多いところのほうがいい。ということで、ネットで目星をつけたのは、琴引浜か夕日ヶ浦。

大阪の人間なので、京都の市街地には若い頃から何度も行ったことがあるけど、京丹後まで足を伸ばしたことはなかった。京都にこんな海があるんだと、知らない世界を見た感じ。

久美浜町のツリーハウスとか。

袖志の棚田も興味深い。

正真正銘のインドア派なので、旅が好きかと言われたらそこまで好きではない。でも、自分の知らない世界が日本だけでもたくさんあって、そのほとんどを実際にこの目で見ることなく生涯を終えていくんだなと思うと、居ても立ってもいられない気持ちにはなる。

問題は仕事だ。こんなところにまで来て原稿を書きたくない。はたして出立までに段取りをつけられるのか。楽天トラベルでホテルの「あと×部屋」という警告を眺めながら、自分の旅情とじりじり闘っている。

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