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2024年6月25日の日記

7:55起床。目覚めとともに『虎に翼』を観る。4月から僕の生活の中心は『虎に翼』。朝ドラにこれだけハマるのは『おかえりモネ』以来。朝ドラは1日15分という単位が中毒性を高めていると思う。接触頻度が高いほうが好感を持ちやすいのは、営業の重要テクニックの一つ。週に1度、1時間だけ一緒にいる人より、週5で15分会える人にほだされるのが人間心理なのである。

布団のシーツを干して、鶏肉とズッキーニの甘酢炒めをつくる。今日もダラダラしている余裕はそんなにない。細々と家の雑事をすませて、11:00から文字起こし。終わったら、すぐさま原稿に仕立てていく。

夕方から関内で取材。横浜方面は土地勘がないので、何度行っても方向感覚がわからなくなる。僕の中では新宿駅より東京駅より、横浜駅のほうがよほど魔のダンジョン。乗り入れしている路線が多すぎて、いつも乗り換えにドキドキする。グリーンラインとかブルーラインとか地下鉄の名前まで横浜はちょっと気取っている。日本語で言え。

帰りに花屋に立ち寄る。明日、友達が家に遊びに来るので、ひまわりを3本買って花瓶に差す。そういえば花瓶のこともいつの間にかフラワーベースと呼ぶようになった。日本語で言え。

マンションを買った当初は、季節の花を飾って暮らすのが楽しかったけど、言っても花ってそこそこのお値段がするので、いつの間にか買わなくなった。ちゃんと育てれば何年も一緒に過ごせる観葉植物が、小さいサイズなら1000〜1500円くらいで買えるのに、どんなにこまめに水を換えても1〜2週間で枯れる花がそれと同じか、なんならもっと高値になるのが納得いかない。

たぶんこんなケチくさいことを言ってる時点で、僕に花を愛でる資格はないのだろう。結局花を飾るのは、人が遊びに来るときだけになった。そう考えると、自分のためだけに花を飾れる人は、嫌味でもなんでもなく、本当に自己愛が強い。

つくづく僕にはセルフラブが似合わない。繰り返すけど、日本語で言え。


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