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2024年6月23日の日記

天気がさっぱりしないと気持ちまでさっぱりしない。

というのは口実で、やる気が出ない理由を天気に押しつけているだけのような気もする。なんでもかんでも自分を言い訳にされても、天気も納得いかないだろう。ごめんね雨空。

ということで、昼過ぎまでダラダラ。昼飯を食べながら『さっちゃん、僕は。』を3話まで観る。主演は、FANTASTICS from EXILE TRIBEの木村慧人。佐藤大樹といい、FANTASTICSは深夜ドラマでやたら脱いでいる印象がある。LDHという事務所柄、肌をさらすことに対してさほど抵抗がないからかもしれない。

僕は僕で、男性の乳首はいつまでこんな無防備な扱いを受けるのだろうと、ちょっと真面目なことを考えてみたりする。今や女性のトップレスが地上波でNGなのは周知のところ。にもかかわらず、男性の上裸は今のところプライベートゾーンとして扱われていない。

当事者である男性がいいなら…と思う反面、一定数の男性が上裸を見せることに抵抗がないのは、家庭や社会による教育の結果。仮にここから10年、男性も人前で上裸を見せてはいけないと親や学校が教育していけば、間違いなく世の中のムードは変わる。そう考えると、当事者がいいと感じているのも社会の構造に原因があるわけであって、そこを免罪符にしてはならんよな、と思う。

と真面目ぶってはいるが、別にそんなガッチガチに規制された社会を望んでいるわけではない。ただ、自分たちがOKとしているものは薄氷の上に建つお城くらい脆く頼りないものだよな、としみじみ思っているだけ。

ちなみにドラマは意外と面白かった。3話まで一気に観るくらいには求心力がある。タイトルになっている幼なじみのさっちゃんが強烈。今時、『木綿のハンカチーフ』を地でいくような田舎くさい女の子であり、その鼻につく純情さを、中山ひなのが見事なさじ加減で演じている。

主人公は、恋人のさっちゃんが寝ている隣の部屋で、不倫相手の人妻とセックスをするようなクズ男なんだけど、なんとなくさっちゃんが可哀相に思えないのも、中山ひなのからにじみ出る狂気ゆえ。初めて知った俳優だけど、TBSは知名度を問わず適材適所のキャスティングをするなあと拍手したくなった。

食材が切れかけていたのでスーパーに買い物に行くことにする。しかし、人に会う用事もないからと、昨日はお風呂に入っていなかった。さすがにお風呂に入っていない体で外に出るのもなあと思い、シャワーを浴びる。すっきりしたところで部屋を出たら雨が降っていた。自転車を使うのも億劫に思い、徒歩でスーパーに行こうとしたら、サンダルが地面の水を弾いて、素足がしとしとと濡れる。せっかくお風呂に入ったのに、完全に順序を失敗した。どうせ知り合いに遭遇するわけでもないんだから、スーパーに行ってから体をキレイにすればよかった。

まだ小降りだしと思い直し、自転車でスーパーに行くことに。したらば、今度はハンドルに提げたエコバッグがタイヤにからまって真っ黒になった。

やる気の起きない日になにかをしようとすると、大抵悪いことが起きる。

前言撤回。やる気がないのも、足が濡れたのも、エコバッグが真っ黒になったのも、全部天気のせいです。くたばれ雨空。

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