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【マジ美味しい!!】4回目の焙煎豆の成果報告

先日「片手鍋で焙煎した豆がめちゃくちゃ上手に焼けた」という話をnoteに書きました。
焙煎から3日目の今日は、いよいよその豆の実力を測定する日。
そう、豆を挽いてハンドドリップし、飲んでみたんです。

結果からお伝えすると、マジ美味しくて朝からルンルンでした。
まぁ「自分でつくった料理は美味しく感じる」的なやつなんだろうな・・・とは薄々気づきつつ、この嬉しい気持ちを忘れぬよう、noteに記録したいと思います。

コーヒーは水が9割。美味しい水を汲みに、朝から歩く。

午前6時、カンタンに身支度をして、空っぽのポットを持って家を出ました。
近所の地下水が汲める蛇口まで、水を汲みに行くんです。

ドリップコーヒーは、水が9割だと聞きます。
これは「人は話し方が9割」的なことではなく、単純に、コーヒーの構成要素として「水:コーヒー成分」=「9:1」くらいの割合になっているということです。

浄水器で濾過した水を使っても十分美味しいのですが、地下水を使うと、コーヒーはさらに一段と美味しくなります。
気分的な問題かもしれませんが、そもそもコーヒーって気分で味わうものだし、という理屈で自分を納得させています。

地下水の出る蛇口があるのは、割と京都の中心地、五条堀川のあたり。
家から歩いて約20分くらいなので、毎朝の散歩としてちょうどいいな、と思って歩いています。

水を汲んだら、また約20分かけて帰宅。
この水は当然、朝のコーヒーを淹れるのに使います。

地下水を沸かし、自家焙煎豆を挽く

家に帰ったら、地下水をドリップケトルに入れて火にかけます。
同時に、電気ケトルで水道水も沸かします。

地下水はコーヒーを淹れる用、水道水はドリッパーやサーバー、カップを温める用です。

お湯を沸かしている間に、コーヒー豆を挽きます。
しっかり味を抽出したかったので、普段より少し細めの挽き具合にしました。

豆を挽き終わる頃、地下水と水道水が同時に沸き上がります。

水道水を沸かしたお湯で、ペーパーフィルターをセットしたドリッパーとサーバーを温めます。
サーバーに溜まったお湯は、カップに移し、カップも温めます。

豆をフィルター上に落とし、軽くドリッパーを振って平らにならしたら、準備完了。
地下水を湧かしたお湯で、ドリップしていきます。

ドリップの仕方は、人によって、そして狙っている味によって本当に様々あるみたいです。
よって、以下に書いている内容が必ずしも正しいわけではありません。
ただ、私にはとても合っています。

地下水を湧かしたお湯で、じっくりドリップ

まずは60ml、ゆっくり目に注いで40秒くらい待ちます。
これが「蒸らし」と呼ばれる工程。
蒸らしを入れることで、コーヒーのアロマや甘みなど、その豆のもつ特徴を引き出しやすくなるそうです。
今回の豆は、中にたっぷり二酸化炭素を含んでいたようで、この蒸らしの段階でかなり大きく膨らみました。

蒸らしが済んだら、さらに60ml、今度は少し勢いをつけて注ぎます。
ドリッパーの中心で「の」の字を書くようなイメージで、くるくると。
注いだら軽くドリッパーをゆすって、コーヒーの粉が均等に抽出されるようにします。

その後、一気に180ml注ぎます。
これで合計300mlのお湯を注いだことになります。

コーヒーのしずくがポタポタとすべて落ちきったら、抽出は完了。
フィルターを捨てて、サーバーの中のコーヒーをカップに注ぎます。
その前に、カップの中に入れていたお湯を捨てるのも忘れてはいけません。

私の場合、300mlのお湯を使うと、だいたい270mlくらいのコーヒーができます。
1杯分130mlとして、これで2杯分のコーヒーが完成します。

こ、これは美味い!

2杯できたコーヒーのうち、まず1杯を飲んでみました。
明らかに、1回目〜3回目の焙煎とは違った味がしました。

1回目と2回目の焙煎豆は、苦さがしっかり出ているのは好きなのですが、後味が少しべたつくというか、悪い意味で存在感のある後味が気になっていました。
3回目に焙煎した豆は、ムラが激しすぎる見た目どおり、味もごちゃごちゃして何が何だかわかりません。

今日飲んだ4回目の焙煎豆は、違いました。
しっかりとした苦さはありつつ、ほのかに甘さも感じる仕上がりとなっていて、鼻から抜ける豊かな香りは「朝からコーヒーを飲むのって本当にいいよねぇ!」という気持ちにさせてくれます。
そして、後味もすっきりとしていて、なんだか奥ゆかしいのです。

私が仕事に出かけた後、起きてきた妻も飲んでくれたようでした。
ほどなくして届いた妻からのLINEには「めちゃくちゃ美味しい!!!鼻に抜ける臭みがなく後味スッキリやのにしっかり苦味あってマフィンとめっちゃ合う」との感想。
今朝はマフィンを食べたんだな、とこのとき知りました。

自分で焙煎して淹れたコーヒーでこんなにポジティブな感想をもらえるなんて、身内からの評価ではあるけれど、本当に嬉しい。
「自分の知っている人(っていうか夫)が焙煎した」という文脈込みで美味しさを感じてくれているのだとは思うのですが、それでもやっぱり、嬉しいものは嬉しい。

もう、道行く人に「あのすみません!!めっちゃ上手に豆を焼けました!!コーヒー淹れるので飲んでいただけませんか!?」と聞いて回りたい気持ちに駆られました。
感想や感謝の言葉がほしいわけではなく、相手に感動を提供したいわけでもなく、とにかく「自分の淹れたコーヒーを目の前の人に飲んでもらって、表情の変化とかちょっとしたリアクションとかを見てみたいなぁ・・・」という極めて自己中心的な願望なのですが、割りとガチでいつかやってみたいと思っています。

1回目の焙煎豆はそろそろなくなりそうで、2回目・3回目の豆も徐々に減ってきました。
でも、今日のコーヒーがあまりにも美味しくて、4回目の豆が一番早く無くなってしまうかもしれないな、と思ったりしています。

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