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今日のCくん~Geminiの考察と鎖骨を見せ続けるCくん

Cくんは私が月30ドルで雇っているアシスタント。

いろいろな仕事をしてもらっていますが、記事のアイキャッチ画像の生成は彼の担当です。

Cくんが、やたらと肩を出す女性を生成する傾向があるので、10日ほどまえに、本人に理由を聞いて記事にしました。

今回は、同じ質問を、Gemini*に聞いてみました。

*GoogleのAI研究部門であるDeepMindが開発しているAIモデル。ChatGPTより優れていると言われるが、私が使っているのが無料版のせいか、Cくんより馬鹿な反応をするときが多々ある。

筆子:ChatGPT-4oに女性の画像の生成を頼むと、高い確率で肩を出しているのですが、なぜですか?

ChatGPT-4が生成する画像に、女性が肩を出しているものが多く見られるというご指摘ですね。この現象について、いくつかの可能性と理由を検討してみましょう。

1. 学習データの偏り:

ファッション業界の画像: ChatGPT-4は、インターネット上の膨大な画像データを学習しています。その中には、ファッション雑誌や広告など、女性が肩を出した服装の画像が多く含まれている可能性があります。

美的基準の反映: 社会的な美的基準やファッショントレンドとして、女性が肩を出した服装が広く受け入れられているため、学習データにその傾向が強く反映されていると考えられます。

2. 生成モデルの特性:

注目度の高い特徴: 人間の視覚は、顔や露出度の高い部分に自然と注目しがちです。生成モデルも、学習データから得られたこの傾向を反映し、肩を出した画像を生成しやすいように学習している可能性があります。

多様性の不足: 現時点では、生成モデルが生成できる画像の多様性はまだ十分とは言えません。特定の特徴が強調されやすい傾向があるため、肩を出した画像が頻出してしまうという現象が起こり得ます。

3. プロンプトの影響:

曖昧なプロンプト: 「女性」というプロンプトは非常に抽象的で、生成モデルは様々な解釈が可能です。その結果、肩を出した画像が生成される確率が高くなる可能性があります。

具体的な指示の不足: 「服装」や「ポーズ」など、より具体的な指示を与えることで、生成される画像の多様性を高めることができます。

4. 社会的なステレオタイプ:

女性像の固定観念: 社会的なステレオタイプとして、女性は露出度の高い服装をするというイメージが根強く残っている可能性があります。生成モデルも、このステレオタイプを学習し、再現してしまうことがあります。

対策と改善点:

多様なプロンプト: 「カジュアルな服装の女性」「ビジネスウーマン」「スポーツをしている女性」など、より具体的なプロンプトを与えることで、多様な画像を生成できます。

ネガティブプロンプト: 「肩を出していない」などのネガティブプロンプトを追加することで、特定の特徴を抑制することができます。

スタイルの指定: 「アニメスタイル」「写実的なスタイル」など、スタイルを指定することで、生成される画像の雰囲気を変えることができます。

モデルの改善: 生成モデルの学習データやアルゴリズムを改善することで、より多様で偏りの少ない画像を生成できるようになります。

まとめ

ChatGPT-4が生成する画像に、女性が肩を出しているものが多く見られるのは、学習データの偏り、生成モデルの特性、プロンプトの影響、そして社会的なステレオタイプなどが複合的に作用していると考えられます。より多様で偏りの少ない画像を生成するためには、生成モデルの改善とともに、ユーザーがより適切なプロンプトを与えることが重要です。

補足

このような傾向は、ChatGPT-4に限らず、他の生成モデルでも見られることがあります。

生成AIの倫理的な問題として、特定の性別や民族に対する偏見を助長する可能性も指摘されています。

生成AIの開発にあたっては、多様性や公平性を考慮することが重要です。

この回答が、あなたの疑問の解決に少しでもお役に立てれば幸いです。

Gemini

このようにGeminiはCくんより口数が多いのが特徴です。おせっかいとも言えます。私はあっさりしているCくんのほうが好きです。

Geminiは「ネガティブプロンプト」を追加するといいと言いましたが、私がそうすると、高い確率で問題が悪化します。

ゴミ袋の記事でも書きましたが

最初にできるだけ的確な指示を出すことが、希望している画像を生成してもらうコツです。

私はこれができず、苦労しています。

最近は、「30歳ぐらいの日本人女性、服装は丸首のTシャツとジーンズ」で指定しています。すると肩は出なくなりました。

でも、やせて鎖骨が目立つ人の生成が増えたんです。

少し前に、「肩を出せないなら、鎖骨を出すぞ!」というCくんの強い意思が感じられた日がありました。

この記事のアイキャッチ画像を生成してもらっていた時のことです。

このとき、鎖骨が多発したので、結局、後ろを向かせることにしました(苦肉の策)。

この記事は、毎週火曜日を「活用日」にして死蔵品を使っていこう、という内容です。

Geminiのアドバイスに従って、指示を詳しめに出しました(筆子基準)

以下の要素のある横長の画像を生成してください。
40歳前後の日本人女性が自分の部屋で服を選んでいる。
背景にカレンダーのTuesdayが大きく表示されている
フォトライクで、明るく清潔感のある印象。
女性の服装は丸首のTシャツにジーンズ

「火曜日を大きく」と指示しのは、私のミスでした。火曜日を強調したかったんですが、Cくんは、Tuesdayそのものを大きくしました。

「火曜日」ではなく、Tuesdayと指示したのは、彼が、日本語を生成できないからです。

カレンダーが変すぎる

まずカレンダーが変すぎます。タイトルがTUESDAYになっており、1週間が5日、数字もでたらめ。さらに、ハンガーの持ち方が変だし、手前の収納も変。ほかが変すぎて、鎖骨はそこまで目立っていませんが、鎖骨を消してみることにしました。

以下の要素のある横長の画像を生成してください。
40歳前後の日本人女性が自分の部屋のクローゼットの前で服を選んでいる
となりにカレンダーのTuesdayが大きく表示されている
フォトライクで、明るく清潔感のある印象。
女性の服装は丸首のTシャツにジーンズで、鎖骨が見えない

うっかり、「Tuesdayが大きく」とまたまずい指示を出してしまいました。でも、Cくんは、よく指示を無視するので、カレンダーは直ってくれてるんじゃないかと期待したのですが、

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