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1万メートルの景色についての歌詞解釈

小松未歩さんの「anybody's game」のカップリングとして、またアルバム「2nd〜未来〜」にも収録されている「1万メートルの景色」
この曲は抽象的でわかりにくい歌詞にも思えるけど、私は特に学生の頃、初期の未歩さんの抽象的で漠然とした歌詞が好きでした。
わかりやすく歌詞解釈を進めるために主人公が地上から浮上した世界観で、もっとわかりやすい曲をJ-POPで探そうと思って、ギリギリ思い浮かんだのが、aikoさんの「花火」でした。
aikoさんの花火の主人公は「夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして」
(ぶら下がってるから、正確には浮上ではないのかもやけど、多めに見て下さい笑)
そして、三角の目をした羽ある天使が(主人公が恋に)「疲れてるんならやめれば?」
と自分の気持ちを代弁してくれる存在?天使が、夏の星座にぶら下がった主人公に恋のアドバイスをしてる状況に思えます。
未歩さんの「1万メートルの景色」だとアドバイスしてくれる代弁者はいなくて自分自身で自問自答。
「好き?嫌い?彼が好き」と自分で恋占いして無理くり?彼が好き、と結論付けちゃいます。

「1万メートルの景色」の冒頭で描かれている「流れる雲に視界奪われて水平飛行中の午後」に
「ひざ抱えて泣いた夜もあったけど くり返すたび 絆は深まってゆく」
という前向きな考えに落ち着くまでの空想タイムをこの曲では描いてるのかなぁと思ったりします。
aikoさんの「花火」では後半「たしかに好きなんです もどれないんです」でも「最後の残り火に手をふった」で「Bye bye bye」なので彼と恋仲になれる可能性は低かったのかなぁと思えます。

「1万メートルの景色」の中の恋愛模様は一応上手くいってるように思えます。
ちょっと彼女が強引でうまくいってるカップルみたいな。
「時を超えて 許しあう こんなに弱い部分を見せるなんて」
と本当に絆は深まってるように思えます。
彼氏とうまくいってる現状で、主人公はうたたねでもして彼との未来の夢を見てるのかなぁとも思えました。
あくまで私の妄想ですが笑
ふと思ったのですが、今、私のスマホでランダム再生で流れたGARNET CROWの「Over Drive」も空の景色が見えて良い曲ですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
〜補足〜
「間違いだらけの恋と知ってても 戻れないたぶん」の部分は、主人公が彼に恋の駆け引きを仕掛けて上手くこっちに、なびかせようとしてるけど、彼の求めてることが分からないから、いつも空回り。
もし主人公のアプローチの仕方を採点したら、間違いだらけ…みたいなイメージです。
anybody's gameのカップリングだけあって、ここでも男女の駆け引き≒どっちが主導権を握れるかを賭けた勝敗の付きにくいゲームをしている若いカップルのイメージです。
曲調も爽やかですし。
むりくりですかね笑

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