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Creator’s Pride

「仕事が楽しい」と思えるようになったのはいつからだろうか?何月何日かはわからないが、クリエイティブな仕事を自覚し、プライドを持ち始めてからだと思う。

「クリエイティブとは、自らの力で世界を変革できると信じ、アウトプットすることである」と会社の偉い人が言っていた。人に言われて作業をする・既存の枠組みに甘んじるのではなく、積極的な自立性と意思を持って世界を変えられる自負を持った仕事がクリエイティブだと思う。

クリエイティブな仕事には責任が伴う。だから、なぜその仕事をする必要があるか、その仕事で誰にどんな影響を与えるのか、考え続ける必要があるし、責任からプライドが生まれる。

ものを作る時のコツは、

  1. コンセプトを決めて大枠を設計すること

  2. 気になる点が解決するまでは一旦実装を進めること

  3. 必ず煮詰まるが、諦めずにWhyから考え直し、発想をジャンプさせること

だと思っている。

1はどんなことにも当てはまると思うが、まず手を動かし始めるのではなく、そもそも何を作らないといけないのか、評価の軸となるコンセプトを考え、コンセプトをもとに大枠の設計を行うことである。これをしないと、作っている途中に目的地を見失い、大きな手戻りになる。

2は人によっては必要ないかもしれないが、あまりにも多くのことが不明瞭な場合は、3の煮詰まる→ジャンプするプロセスに思考を集中させられない。本当の論点を明確にするために、瑣末なことを瑣末なこととして判断できるレベルまで解決する必要がある。

3は普通の仕事を特別にするために必要だ。最初のプロトタイプで表面上はうまく作ることができるかもしれないが、本当にそれでいいのかと悩むことが必ずある。その時に違和感をそのまま放置するのではなく、じっくりと時間をかけて集中して考えることが重要だ。このプロセスはもっとも苦しいが、もっとも成果物の品質に影響するので、欠かしてはならない。具体的な成果物を抽象的なレベルまで戻してまた考え直すのは、プロセス1と2を繰り返すこととも言える。

また、評価者の存在も重要だ。自分がいいと思ったものも、最後に使う人からいいと思ってもらえなければ自己満足に過ぎない。一方で、評価者は本質を理解できているとは限らないので、評価者に正しく成果物を伝えた上で、評価者のフィードバックを単に受け取ってそのまま引き受けるのではなく、whyのレベルまで解釈して反映させることが必要だ。

私が今やっている仕事は、社内向けデータ可視化システムのデザインと実装であり、一見地味かもしれないが今後の自分の仕事の基礎になるクリエイティビティを備えていると思う。今後は領域を広げ、ITシステム全体のアーキテクチャデザインや、ビジネスデザインへと発展させていきたい。

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