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遠くの親戚より近くの他人

前回の記事を読んでくれた友人が『サッカーと人種差別』という本を読んでほしいと連絡をくれた。

読んだ感想と最近僕のアンテナに引っかかったこととリンクすることを
書いていきます。

前回の記事と言いたいことはほとんど一緒になるとは思うけど。。。

サッカーと人種差別

この本はサッカー史の中で起きた人種差別の話題が主に書かれていて、実際に起きた事例がいくつか紹介され、それに関わる選手たちの話がいくつかありました。

僕の中では白と黒のリストバンドの話が印象的で、中学生の時にヨーロッパのサッカー選手の話題に敏感になっていた時期だったので、当時好きだったアンリやロナウジーニョが声をあげていたことを見て購入した事を思い出した。


それ以外にもアウベスやスアレスの話も自分が見た事のある光景だったので印象には残った。

差別

人種差別の話題がメインだったけど、差別や違いについて語られる部分があった。

オシムさんの話は特に印象的で民族の違いに対してどう取り組んだのかが書かれています。

何かの属性に捉われることなく、今自分が何に目を向け、何をした方が良いのかということををオシムさんや差別と戦う(あまり戦うという表現は使いたくないけど)選手たちが表現していたと思います。

本の紹介と差別について語るのはこれくらいにします。

深掘りすると僕の言いたいこととはかけ離れていってしまうので。

違いとピント合わせ

最近自分の中でブルーハーツブームが再来していて
青空の歌詞の中で『生まれたところや皮膚や目の色でいったいこの僕の何がわかるというのだろう』というところがこの本を読んでいたり、映画を観たりしてこれだなって思った。

ただの違いに意味を付け足して何者かになるとする、そういう視点で人を見る。

そうではなくて
目の前のあなたの見えてる世界、見てきた世界を知りたいし
僕の見えてる世界や見てきた世界を知ってほしいと思うようになりました。

甲本ヒロトさんがテレビ番組でピントの話をしていました。

最近遠いものにピントが合わなくて、近いものにピントが合うようになってきた。
でも、それでいい。遠いものは僕にそんなに影響はない。
近いものが僕に影響するから。

みたいな内容だった。

初めて聞いたときは遠くのものにピントが合ってた方が良いと思っていたけど、
遠くにピントが合うと近くのものが見えにくくなるし、起きてもいないことを考え過ぎて不安になるし、答えが出ないなぁと最近は思うようになった。

今は世界の情報が一瞬で手に入るから遠くのものにピントが合いやすい世界だと思う。そして、誰かが上手くいった成功例がたくさん知れる。

それは発展していくためには大切なことだと思う。

物事を時間的にも視点的にも多角的に見ることは新たらしい知識を得るためにはとても大事だと思うんだけど、今目の前の瞬間を、そのピントで見るとボヤけてしまうなぁと最近は感じます。

だから、差別や障害や違いを引いた目の前の人や物事を見ていきたいなぁと。

前回の記事にも書いたけど

寄り添うことは
自分を見せること
他者を計らずに見ること。

これは前提のお話。


組織やチームとして動くときは目的が生まれるから、それぞれがそれぞれの立場から目的に向かっていった方がいいと思う。

まとまりがないけど終わり。

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