2022カタールW杯決勝トーナメントベスト8 ポルトガル🇵🇹vsモロッコ🇲🇦
遅くなりましたが、タイトルの試合のポルトガル分析をしたいと思います。
この試合しかポルトガルもモロッコも観ていないので薄い内容になってしまうことをご了承ください。
1.スタメン
1-2.モロッコの振る舞い
モロッコのボール非保持は4-1-4-1で縦幅を圧縮しながらIHがインサイドレーンへのクサビを牽制。そこにボールを入れられなければ相手に保持されても良さそうだった。
ボール保持はGKからビルドアップをして、なるべく同サイドで前進を試みていた。
相手のプレッシャーが来たら同サイドで前線にボールを送り、その落としを拾う。
ポルトガルの中央の選手がボールサイドに寄ればサイドチェンジもしていたが、その場面は1回か2回ぐらい。
プレス回避とウナイのボール運びが秀逸。
1-3.ポルトガルの振る舞い
ポルトガルのボール保持はモロッコの守備に対して、ポルトガルはSBが高い位置を取り、オタビオとベルナウド・シウバが下りてボール受けサイドにロングパスを狙う、もしくはラモス、ジョアン・フェリックス、フェルナンデスの裏抜けに対してロングパスを狙っていた。ビルドアップの出口のインサイドレーンを探っているように見えたがあえて入れなかったのかは分からない。
ボール非保持はGKからのビルドアップに対してFW、WG、IHでプレッシャーを掛けるも簡単に前線にボールを送り込まれたり、サイドチェンジをされ、ウナイにスペースを与えてボールを運ばれてしまっていた。
前進された後も簡単にクロスを上げさせる割には中でクロスを待ち構えている様子はなかった。
ボールは持ちながら、相手SBやCBの背後を狙う状態が試合開始から15分ぐらい続いた。
ポルトガルの変化
27分ごろにフェルナンデスが左に、ジョアン・フェリックスが中央にポジションを取っていたが、気まぐれのようだった。
30分はオタビオが裏抜け、相手が弾いたセカンドボールをジョアン・フェリックスがシュートで決定機。
失点
33分、右サイドのユニットを剥がされてクロスを入れられて決定機を作られた。
41分もそれと同様、クロスを入れられて失点。
確かにヘディングの打点は高かったけどモロッコの狙い通りになっていた印象。
ただ、前半は0-0か0-1ぐらいでも許容範囲だったのではないかと思う。
特に攻撃の枚数を増やす訳でもなく、ネガトラの強度と人数を掛けるわけでもなかったので。
失点後の残り数分もそれまでと変わらない感じではあったがフェルナンデスのシュートがバーに当たることもあった。入ったら良かったなぁという感じ。
後半開始〜5分
後半開始から5分までは選手の交代はなかったが、ベルナウド・シウバが下りずに高い位置に留まる。ぺぺやネベスがインサイドレーンにパスを供給し始めた。
これが前半とは大きく変えたところ。
5分〜
カンセロとクリロナが投入。
システムも4-2-3-1に変更。
アンカー脇に人を配置してパスを供給するようになり、モロッコのIHもポジションを下げざるを得なくなった。
12分、中央を使い、サイドのダロト、フェルナンデス、オタビオが右サイドでレーン移動をしながらクロスを入れてラモスの決定機を作る。
前半よりも相手最終ラインの前に人を配置するようになったことで、モロッコも5バックに。
ポジショニングによって高い位置でのネガトラの人数を増やすことができたので18分にはフェルナンデスの決定機を作った。
24分の交代
交代後はジョアン・フェリックスがトップ下に。
レオンは縦突破からのクロス供給係。
中央を使う意識増し増し。
中央を使い、サイドのカンセロ、フェルナンデスに預けてCBも上がってくる場面も増える。
40分ぐらいからパワープレーのようにぺぺとルベン・ディアスも上がる場面が多くなってきたけど、モロッコに弾かれてしまう。
クリロナの抜け出しもクリロナ最大の見せ場だったけど、GKに止められる。
左はレオンの突破、右はオルタ、フェルナンデス、ジョアン・フェリックス、ビティーニャが移動しながら中に入っていくことで決定機を作るけど、ゴール割れないまま時間切れ。
総括
後半の人の配置とボールの供給先を観ると、前半の振る舞いはわざとだったんだろうと思う。
0-0、0-1で抑えて、後半勝負!というプランでモロッコを慌てさせたかったのかもしれない。
プラン通り後半は決定機はあった。
入れば良かったね、入れば展開が変わってまた違う様子だったね。という感じ。
ただ、GKのシュートストップがこぼれ球にならなかったのはフィニッシュワークに課題があったのかもなぁ。
以上。
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